2013年 11月 29日
「ごみ」から出てくると危険物に変わる
本日の午前中、日常生活から大量に発生する容器、包装の「ごみ」や、空き缶・びんなどの資源物、不燃ごみを処理する施設の見学をさせていただきました。来年春には容器包装リサイクル法も改正されますし、ゴミ処理の現場で困っていることや分別排出する際、私たちはどんなことに気をつけなければならないか。そんなことも注視しながら現場を回らせていただきました。
特にこれからは、在宅医療で用いられた注射針や注射器、アンプルなどの分別排出に留意してほしいとの声が処理現場から多く挙がっています。家庭で用いられたとしても、感染の恐れのある「ごみ」なので、「ごみ」の中から出てくると「危険物」扱いになります。意外とプラスチック製容器包装として分別排出されるケースが多く見受けられ、誤って手にさしてしまう危険が潜んでいます。処理施設では、プラスチック製容器包装をリサイクルをするために手で選別をしながら不適物を除去しています。
なので、選別をする作業員のみなさんに破傷風の予防接種を検討している処理施設もあります。
過去には注射針などを廃棄処分する業者が 誤って手に刺したりしてB型肝炎に感染し劇症化したりする感染症被害を受ける事例もありました。
家庭で使われた在宅医療(注射針、注射器)ごみの出し方は各自治体に確認しながら出すようにしましょう。横浜市の場合は、できるだけかかりつけの医療機関か薬局に相談するか、「燃やすごみ」に出す場合は中身が確認できる堅い容器に入れて蓋を閉めて出すとなっています。今日は、ごみを処理する側からの投稿となりましたが、ごみとして出す側にもごみの出し方や困りごともあると思うので、在宅医療をうけていらっしゃる方たちのヒアリングも行ってみたいと思っています。
関連ブログhttp://tpdws2.exblog.jp/18799777/
by AKIO_TAKE
| 2013-11-29 16:19
| work