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day after day & 武松昭男のphoto日記

露骨

昨日、多岐に亘る環境の課題に対応する様々な環境技術やサービスを一同に展示情報発信する事により環境保全への啓発を行い、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的とする(※)、「New環境展」に足を運んでみました。

過去2年の来場者数データから、また、私の予定もこの日しか空いて無かったので、ゆっくりと見ることができる初日に訪ねました。

データ通り、出展者の方への質問も、まだ落ち着いた会場の空気感に合わせるように、ゆっくりとした口調で答えていただくことかできました。このNew環境展は多数存在する環境関連展示の中でも、専門性の強い展示会です。ごみを砕いたり、選別したり、溶かしたり、また、ごみを運ぶ車両や工場内でごみを仕分けする重機なども、小さいものから、巨大なものまで多種多様です。

1時間ほど会場を歩いていると、ブースの説明要員に若い方たちが増えたかなぁ~と、そんな印象を持ちました。私もいくつかのブースでは、20代半ばの若い方が熱心に説明をしてくれ、それも、とてもわかりやすく・・・「研究機関・各種情報機関」「一般市民」「学識者」「コンサルタント業」と書かれた入館登録証を首からぶら下げていたこともあったと思いますが、関心したのは「一方的」ではなかったということ。

展示会ですから自社製品の売り込みに懸命なはず・・・たまに、露骨に自社の良さと特徴をマシンガントーク、って感じで、思わず「ありがとうございました」とスタコラサッサとブースを離れるということがこれまで結構あったのですが、昨日はそういうことは無かったですね。私も、質問する相手に若い方を選んだのが功を奏したのだと思います。

その他、今までスクラップ業をしていた会社が、スクラップに混入する空きびんをなんとかリサイクルできないかと、自社でガラスびんに「丸み」をつけて砕く機械を開発して防音パネルをつくっていたり、トラックでごみを集めに行くのではなく、インターネットでごみが集まるようなシステムが出来つつあるなど、業界、業種の垣根は低くなる一方です。それも、露骨にって感じ。新しい技術というより、新しい判断基準が形成されつつあるように思います。

残念ながら3時間ほどしか滞在できなかったのですが、これからは人口の動態によってごみの中身も集め方も加速度的に変化していくので、こうした機会には足しげく通うようにしたいと思います。

露骨_a0259130_910467.jpg


(※)New環境展ウェブサイトより抜粋
by AKIO_TAKE | 2015-05-27 08:22 | environment