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day after day & 武松昭男のphoto日記

用を足す

昨日の防災講演会でタイトルの用語を、いくつかあるキーワードのひとつとして使ってみました。

JR東海道線や東横線と副都心線など、相互乗り入れや直通化が進み、乗り換えなしで目的地まで行けるのは良いことなのですが、神奈川県内の駅を利用しているのに埼玉県や栃木県などで車両点検や事故が発生すると容赦なしに神奈川県内の利用にまで遅延・運休の影響が出る昨今。さらに、周辺沿線まで影響を及ぼし、一時ながら、かなり交通機関がマヒする弊害が日常茶飯事です。 

乗用車を売り払って電車を利用する機会が増えて、ますます「また!?遅延、止まってるの」を実感しています。
でも、僕の場合はいまのところ通勤で利用しているわけではありません。日々、通勤電車を利用されていらっしゃる方は、かなりのストレスだと思います。かつ、3週間前の降雪時などは、交通の乱れによるノロノロ運転、そして激しい込み具合の中に長い時間身を置くわけですから、体調に異変をきたしてしまった方も多かったと聞いています。

前置きが長くなりましたが、お気づきの方もいらっしゃるかな・・・タイトルの意味合いは「用事を済ます」という意味合いではなく、もうひとつの用語として使いました。電車では突然の遅延で車内待機のような状態が続き、大きい地震が発生した際、たまたまエレベーターに乗っていたら閉じ込められてしまったということも想定されます。

なので僕は、電車や(外出先で)エレベータに乗る前、かならず用を足してから乗るようにしてますとお話ししました。取るに足らないことですが、用を足すことを習慣にすると時間に余裕を持つことにも繋がりますし、万一、電車やエレベーターの中にしばらくの間いなければならない状況に遭遇した場合のことを想像すると、心持や体調など身体の内面の心配事は少なくなるはずです。

災害に遭遇すれば否が応でも緊張度は急激に高くなりますから利尿作用だって促進されてしまいます。
ちょっと意識していただくだけで、心も体も落ち着くはずなので「用を足す」という習慣化も防災行動のひとつとして検討してみてください。

by AKIO_TAKE | 2016-02-08 02:45 | disaster prevention