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day after day & 武松昭男のphoto日記

研鑽

たとえば、私の場合なら、リサイクルするために何故分別しなければならないのか、分別した後の資源物はどこに行っているのかなど、そうしたことを伝えるために「講師」として人前に立つことがあります。

長年にわたって同じテーマで講師をしていても、お聴きくださるみなさんの立場や地域、職業などは異なりますから、樹木で言えば幹の部分はほとんど変わらないにしても、枝葉のところは地域事情や旬のネタを織り交ぜながら講義を組み立てていくことが必要です。極々当たり前のことです。

ただ、幹の部分でもアッフーデートは必要だし、枝葉に至ってはつねに聴き手にとって気になる情報を探しておかなければならないし、アップデートや情報について学んでおかなければ伝えることはできません。

リサイクル出前講師等をさせていただく機会がそこにあり、なぜお引き受けするかと言えば、それは自分の「学びの機会を確保」する為、と言っても良いと思います。

仕事仲間で研修会を実施したり、同業者同士の会合で情報交換をしている・・・それを「学びの機会」である状態と定義してもかまいませんが、どちらかというと「学ぶ」というよりは、他者のビジネスモデルや手法について「感心」しているという言い方の方が適当かもしれません。「感心」から触発されて、思わぬ発想にたどり着く事もあると思いますが、しかしその状況は受動的で内々の間柄なので、「学ぶ」と比較すると歩みはゆっくりになるのではと、思っています。

「学びの機会」は人それぞれですが、不特定多数のみなさんに自分の考えや専門分野を話すにしても、いつも自分自身をアップデートしておくことが求められ、そのためには、自ら「学ぶ」を実践しなければなりません。今度の日曜日、今迄は学校現場で話していたことを大人のみなさんに伝える機会を頂きました。より最新の、確実なデータを基にしながら資料の作成中をしています。
by AKIO_TAKE | 2016-02-09 23:58 | look/gaze