2017年 10月 27日
またひとつ慣れ親しんた風景が
横浜中華街の中にある児童公園。
ちょうど写真を撮っている位置から少し左に寄ったところがバッターボックスで、ケヤキをノーバウンド越えたらホームランね、なんて遊んでいた小学生の頃。そのケヤキ、赤いパイロン(カラーコーン)で囲まれていたところにあったのですが、腐朽による倒木の恐れがあるとのことで伐採されました。
この山下町公園は、居留地135番地に該当し、横浜開港当時、清国領事館があったところです。明治の初め、この場所には會芳楼という劇場兼料亭があり、その名が由来となっている「會芳亭(かいほうてい)」という東屋があります。清国領事館があった関係で現在の中華民国に土地の所有権がありましたが、1958年に土地の所有権が日本に返され、1960年に児童公園として開放されました。また、2000年に會芳亭の改修工事を行ったのですが、その時には関東大震災当初のものと思われる歴史価値の高いレンガなどの出土もあり、横浜の開港時の歴史をもの語る公園として親しまれているのです。新ケヤキ、どのくらいの大きさまで見ることができるかな・・そういう意味ではひとつ愉しみが増えたかな。
下の写真は2012年の横浜中華街春節の時におさめた1枚。