2018年 07月 03日
濃淡
業種、業界によって時代背景や業務変革の度合いやスピードもバラバラなので一概にひとくくりにしてはいけないのですが、こと「ドライバー」という職種の場合、人材不足とわかっていても、例えば、高い技術を求められる機械設備の場合はそもそも仕事に適応できる人数が少ないので「危機感」に対する重みがドライバーとビミョーに異なる空気を感じます。特殊な仕事になればなるほど企業の存続に直結する課題ですから経営層の人材不足への危機感は強いのですが、ドライバーという仕事に対しては運転免許を保有していれば広く浅く人材を確保できたという、無意識下にかつての感覚がいまだ残っているのかもしれません。
外国の方たちの雇用目的(かつてはコスト削減)も変わり、中国をはじめ東南アジアの国々も豊かになっており、単純労働をメインとした働き方は過去のものとなりつつあります。自動運転や環境配慮面からもドライバーに必要とされるスキルも変わっていくはずです。中小企業の経営層は人材育成に対する考えの濃淡があすの会社の行方を左右する、という意識、覚悟が求められていると思います。
by AKIO_TAKE
| 2018-07-03 17:23
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