2019年 12月 30日
行動をより良い方へ
情報過多の時代のいま、情報が多すぎてよい意思決定ができなくなってしまうことは社会的活動に大きな損失を与えてしまうので、重要な情報をわかりやすく提示することを心掛けることが必要となります。数字や情報だけではなく、もっと人間観を取り入れて、気取らずに意思判断を行ってもいいんじゃないという行動経済学を学んでみたら、という一冊。
良い意思決定をするうえで、行動経済学を取り入れて、例えば「ねえねえ、ちょっとやってみなよ」と人差し指で上腕あたりを突っついて人々の行動をより良い方へ誘導してあげる。その具体例や事例を紹介しています。情報が溢れる昨今、数字と情報だけのドライな判断だけでは意思決定しづらい・・ファジー&ウェットをとりこんで、緩和してみようよ、というところでしょうか。
わかっていてもできないところが人間らしさでもあり・・教育をすれば正しい判断ができ、行動できるとは限らず。災害に見舞われた今年は特にそうしたことを感じます。今までは災害の知識や避難所についてを教えれば防災行動をとってくれる、という期待感があったように思えます。しかし、それだけでは不十分・・人間の特性を考慮して新しい世の中の仕組みを構築することで私たちの行動を良い方へもっていき、満足感も高めていく考え方のヒントになる、と思います。
by AKIO_TAKE
| 2019-12-30 22:45
| book