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実感

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写真は2016年8月に開催した「リサイクル施設ツアー」からの1枚。自分たちの出したゴミが自分の背丈よりもうずたかく積まれ、どう表現していいのか戸惑っている・・そんな心持が現場で佇む背中から伝わってきます。

自分たちが出したゴミはその後どこに運ばれ、どのように扱われ(処理され)、最後は埋立されているのか、それとも燃やされているのか、それとも再生資源原料として売却され、再び製品となって私たちの暮らしの中で利用されているのか。

机の上でのセミナーも大切な学びに結びつきますが、私はなるべくゴミを処理している施設に行かれることをお勧めしています。
(施設ツアーのコーディネーターも行なっていますので、ご興味ある方は遠慮なくお申し付けください)

ゴミや環境に関心を持って頂くにも、百聞は一見に如かずがやっぱりインパクトがありますし、なにより、小さな体験でも自分の個人的な体験を思い出してもらう方が、各自にとって実感を伴い、関心のスタートラインに立てることが出来るからです。

人は実感が伴わないと行動してくれません。実感が伴えば、放っておいても自ずと考えるし、行動をおこしやすくなります。それが人の感情というものではないかな、と思います。企業でもコミュニケーション能力を高める工夫をしますが、その目的はと言えば「実感」を得てもらうことです。
集い合ってどう考えるのかも重要ですが、どう感じているかを分かち合う場をより多く体験する方がもっと具体的で行動へと進んでいく前提となるはずです。

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by AKIO_TAKE | 2018-02-19 10:47 | work

アブノーマル

小ささから生じる不利、経営資源の不足
単独では取り除けない不利、不足にどう対処するか
どうしたら、組合員個々の経営力の向上や経済性を確立できるか

そのために

組合員の創意による共同事業を行い
外面的には経済主体の会社と同じ、内面的には営利目的ではなく、相互扶助を目的とし
小ささから生じる不利、経営資源(資金調達力、人材、信用力、情報、労務管理の知識・経験、知恵、技術等)の不足の排除

それぞれに不足する経営資源の補完を図るための組織 それが「事業協同組合」です

この協同組合を立ち上げのサポートや運営する組織を「中小企業団体中央会(以下 中央会)」と言いますが、神奈川県の中央会が設立されたのは昭和30年。その中央会の8年前の戦後間もない昭和22年に誕生した「神奈川県資源回収商業協同組合(以下 資源組合)」が設立70周年を迎え、本日記念式典が行われました。協同組合の設立をサポートする中央会の前に創立した資源組合の誕生は、戦後の動乱の最中で相互扶助という理念を掲げるまでもなく、相互扶助そのものが生活に欠かせないものだった・・今となっては創立メンバーもいらっしゃらないので想像力を駆使するしか術はないのですが。

コンプライアンスなんて言ってたら生きてられなかったよ、と深いしわを刻んだ先輩たちの、その屈託のない笑顔から発せられる言葉を聴くたびに気が引き締まります。いつの時代も、その時代にしかない存在しない課題や経験できない出来事があるものです。戦後の高度成長期を経験し、物資豊かなを社会をつくりあげた時代も終わりを迎え、これからは人口も減少し、これまでのノーマルがこれからのアブノーマルとなる価値観が熟成されつつあります。70年前と言わずとも、資源組合の60歳代の幹部のみなさんのお話にも、そんな気配が充満しています。

こうした節目の席に参加できることは本当に有り難いです。私はどのようにすれば先人の苦労を当世代、次世代の仕事に活かしていくことができるのか。いつか通らなければならない道なら、さっさとその道を歩き出して、これからの時代に適応できるようなかたちに再編し新機軸を見出した方が良いはず。


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by AKIO_TAKE | 2018-02-17 23:54 | work
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リユースびんって何? びんって、そもそもリユースじゃないの?と思っている方もいるかな? びんの流通が減少する中で、環境省の事業を活用してリユースびんを増やしていこうという「びん商」の挑戦が、ここ横浜で行なわれています。
このプロジェクトのゆくえは? 地域循環と地産地消のマッチングはどこまで浸透するのか? エコロジーとエコノミーは両立するのか?など、様々な立場の方から意見をぶつけ合うシンポジウムが2月16日(金)に開催されます。

面白そう! 聞いてみたい! という方は、ぜひ会場へお越しください。

参加無料、申し込み不要なので直接会場へ
2月16日(金) 17時30分受付開始 18時スタート
会場は「横浜開港記念会館2階 9号室」 横浜市中区本町1-6
JR京浜東北線 関内駅 徒歩10分、みなとみらい線 日本大通り駅 徒歩1分

ヨコハマ経済新聞に掲載されました → 横浜のリユース文化を発信


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by AKIO_TAKE | 2018-02-14 20:45 | work

異分野情報

公益社団法人新聞通信調査会の「メディアに関する全国世論調査2017」によると、ニュースをインターネットで読む人の割合が71.4%となり、68.5%の新聞朝刊を上回ったとのこと。また、将来の新聞について「インターネットの普及で新聞の役割が少なくなっている」と考える役割減少派は49.6%、「今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割持続派は34.4%と、2009年の調査以来、2014年度に役割減少派が役割持続派を上回り、さらに突き放す勢いです。

古紙リサイクルの観点からも横浜市内の古紙発生量は平成25年度をピークに減少傾向が続いています。製紙メーカーの生産量と併せ、今回の様な調査でますます新聞離れが進むことは予想されるので、古紙回収の事業者は将来の取り扱い量の減少を見込んだ事業体制を組んでいくことが急務です。

再生資源事業者からすれば、ここ数年の発生量減の現実にぶち当たり、発生量が減っていることは体感しているものの、では、この状況が進んでいくなかでどのような状況が想定されるかについての未来予想図は描けていないはずです。何故かといえは、初めての経験なので・・。

戦後以来、古紙を含む再生資源事業は生活品をつくる上で欠かせない静脈産業として発展してきましたが、もはやそうした感覚は皆無となりました。勿論、資源の有効利用の観点から、分別して集めて再生原料として用いること自体はさらに材料の品質を高めながら続いていきますが、集まる量の減少により、これまでの回収体制や体質では通じなくなっています。「いや、まだ数年は大丈夫だよ」の声も聞こえますが、その数年もわずかでしょうし、その先を今から考えておかなければならないことは火を見るよりあきらかです。

初めての経験・・・大変だけど、誰もやったことのない或いは誰かがやっていても新たなスタンダードになっていなことにチャレンジできるって、素晴らしいことです。
だから、絶対に口にしてはいけない事。「いままでは、平気だったじゃん」「いままで大丈夫だから、なんとかなるんじゃない」 根拠のない平気、大丈夫、問題ないは、あまりにもリスクが大きすぎます。


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by AKIO_TAKE | 2018-01-20 16:16 | work
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2018年旧暦のお正月は、横浜中華街コンシェルジュと一緒に街歩き&春節にちなんだお食事のひと時に参加してみませんか? この1年、おもてなしの知見を深めるために様々な取り組みをしてきた横浜中華街コンシェルジュ。只今、春節コンシェルジュツアーの参加者募集中です!!
詳細、お申込み → 春節コンシェルジュツアー

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by AKIO_TAKE | 2017-12-26 21:28 | work

ちょっとうらやましい

エコデザイン展2017を観に行くために新宿へ。
会場の新宿パークタワーの向かう前にテレビでも取り上げられているインフォメーションセンターを覗いてきました。日本人スタッフの卓越した語学力でさまざまな国の観光客の要望や質問にテキパキと答えています。日本の一大観光地新宿だからこうした対応ができるということではなく、横浜でも学ぶべき事が多いインフォメーションセンターです。


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甲州街道に沿って10分ちょっと歩くとエコデザイン展2017の会場です。今年も見ているだけで楽しいエコにつながる制作品が展示されていました。かんきょう文化際やイベントで登場してもらいたいなぁと気になる作品も数点あったので作者にアプローチしてみようと思います。


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展示を見終え、会場に隣接する新宿中央公園へ。ここには新宿区立環境学習センター(別称 エコギャラリー新宿)があり、常時環境に関する催し物の開催が可能で、写真展やカレンダー展、編み物カフェなど、区民・都民が環境情報や活動の発信拠点として利用しています。横浜には、こうした施設がないからちょっとうらやましかったりして・・

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それにしてもいいお天気でした



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by AKIO_TAKE | 2017-12-19 21:24 | work
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「共生~未来をつくろう」をテーマに行われた昨日のインターアクト年次大会。午前中のメインプログラムで私を含む講師3名から「地球をハグしよう!」をテーマにトピックを提供、午後の分科会で高校生たちが捨てられないモノ、未来のこと、疑問に思う地域・社会の課を語り合い、発表が行われました。

捨てられないモノでは、やっぱり人と関わるモノがダントツに多かった。ただ、その「モノ」の取扱いがフワットしたものではなく、モノがなかった「かつて」とモノがあふれる「いま」の相違をちゃんと認識、理解したうえで「モノ」を語る高校生の感性は恐るべしです!!時間の関係上、1グループ2分程度の発表ですが、これからの「モノ」の大切をどう考えるか、「もったいない」の定義について、もっと深い部分でディスカッションしてみたいなぁと思いました。また、各グループの発表も多様な視点から大会テーマを捉えていて、情報の質を追求すべき、(様々な環境問題が解決されていないので)原因を突き止められる教育プログラムの開発、空家を活用したイノベーション創出と大人もたじろぐ論点整理は見事でした。

ありがたいことにお声かけいただいた顧問教諭のみなさんからも「充実したプログラムで良い勉強ができました」との声を頂くことができましたので、トピック提示の在り方、伝え方の工夫にさらに磨きをかけて、高校生たちが社会に向けて、豊かな感性を思う存分発露できる機会をより多く創れるように精進したいと思います。貴重な機会を与えてくださいました皆様に感謝申し上げます。


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by AKIO_TAKE | 2017-12-18 17:33 | work

高校生の感性に学ぶ

12月17日(日) 横浜市・川崎市内全57ロータリーで構成する国際ロータリー第2590地区の第50回インターアクト年次大会で「地球をハグしよう!」をテーマに、プレゼンテーションの機会を頂きました。きっかけは、2010年から続けている【中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテスト】に参加した高校生が通う学校の先生からのお声掛けで実現しました。継続は力なり、ありかたいの一言に尽きます。

インターアクトクラブとは、12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブで「社会奉仕」「国際交流」「親睦」という活動を通して、国際ロータリーが目指す「世界平和」を担うリーダーを育てることを目的としたクラブです。
登壇者3名それぞれの個性を活かして高校生約280名に話題提供をしつつ、他者(人、動物、植物など)と温かな交感ができる環境保全活動を展開できるよう、高校生の感性を浴びてきます!!

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by AKIO_TAKE | 2017-12-15 01:35 | work

師匠

ひさしぶりに小学校でのリサイクル出前講師
「君も、もったいない達人にならないか」をテーマに、ごみの分別体験や食べ残しについて授業をさせて頂きました。とにかく小学校での授業は体力勝負!! ポンポン飛んでくる質問には「なぜ」「どうして」が含まれているので、瞬間的に言葉を頭の中でつくりこんで適切に回答しないと、リズムが崩れてしまって授業全体がドヨーンとしかねない。まるで私の引き出しの多さ少なさを試されているような感じです笑 これを毎日続けている先生には頭が下がりますね!!

終始、テンポよく賑やかな授業となりましたが、やはり、この言葉を発するとなぜか静かになっていきます。
「分別の目的は分けることじゃなくて、ごみから新しい材料をつくりだすことなんだ。そして、みんなが分けてくれた後の資源物をもっといい材料にするために、次の人たちが、もう一度分別して変なごみが入っていないかを確かめるんだよ。だから、分別の目的は新しい材料をつくりだすことと、次の人のことを考えてやることなんだ」。

どこまで理解してくれたかはこちらの力量次第ですが、「ふだんの学校生活でも次の人の事を考えて行動すると、ふしぎと色々な事が順調にいくから試してごらん」と付け加えると、がやがやしていてもスーッと静かになっていくから不思議です。

授業の最後は「もったいない達人認定証」34名分を代表者である日直さん2名に贈呈し終了。
この授業をきっかけに、知識を詰め込むより、自分で気づいて、考え、学んで行動すること。それが伝わっていれば嬉しいな・・。
別れ際、「師匠、またな!」と激を飛ばされましたー

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by AKIO_TAKE | 2017-12-07 15:17 | work

当時は遠ざかるもの

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青空に交差するケーブルたち。
生活を支えてくれるケーブルは電気と一緒に膨大な情報も運んでくれます。人間が保存してある情報を整理して利用することを可能にしているのは経験だと言われています。積み重ねた経験の中から、似たような経験を保存してある情報から取り出して活用しています。多様なシーンで積み重ねた経験を的確に利用できる人をプロフェッショナルと言うのでしょう。けれど、この経験を更新せず古いままに放置してしまったら、いま起きていることに対して正しくこれまでの経験を活用することが出来なくなってしまいます。経験は貴重ではあるけれど、「当時の経験」であって、10年前の経験を最新の状況と比較対象しながら利用するのは大きなリスクをはらんでいると思います。

故に、経験を重ねた者ほど新しい経験に触れる機会をつくりだすことが重要です。古い経験はむしろ間違った判断・行動を誘発しますから経験を更新しようとする心を拒む安定志向は百害あって一利なしです。


経験のクオリティを向上させるためには「自分と異なる、モノの見方や考え方・行動する人」と意識的に交わることが肝要である。

くまなく晴れ上がった紺青の冬の空を見上げて良かった。


 




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by AKIO_TAKE | 2017-12-04 07:20 | work