<   2018年 01月 ( 20 )   > この月の画像一覧

関心の距離を延伸する 2

環境保護や大切な資源を繰り返し使う等の観点から廃棄物の分別や排出量を減らす社会生活が形成される過程に在ることはとても良いことです。他方、その過程にあっても廃棄物は毎日出ますし、処理しなければなりません。

とても簡単にまとめてしまいますが、廃棄物処理業者のミッションは廃棄物を安全に運び、処理することです。ただ、廃棄物は雑多な物のかたまり、とも言えます。そのかたまりの中には、もしかしたら処理の方法の間違えてしまうと重大な事故を招いてしまうリスクが潜んでいるかもしれません。そのかたまりが、どのような成分でつくられているかが分からない、ということもあります。廃棄物処理業者は安全に適正に処理することをミッションとしていますが、そもそも、目前に在る廃棄物はどのような成分でつくられているのか、もしかしたら生産工程で危険物に指定されている薬剤などが使われていることに気がつかないことも考えられます。故に、廃棄物処理業者は生産工程や原材料、添加剤などの学びが必要ですし、そうした努力を欠かさず、安全に処理することをミッションとする廃棄物処理業者が優良事業者であるとされることが望ましいです。

廃棄物となる前の、それらのものは暮らしの中や社会資本の有用物として使われてきたものばかりですが、分別・選別もされずに不要物である廃棄物と化した途端に、じつはとっても危険なものに変わってしまう、なんてこともあり得ます。また、日々多量に発生する廃棄物をその日のうちに全量処理することは不可能なので、一時的に廃棄物を保管するスペースが必要となり、保管された廃棄物は再生資源物として生まれ変わる或いは適正に処理されるまで待つことになります。

この保管されている間に、年に数回程度、日本各地から火災の報告が上がってきます。時々、「廃棄物処分場が燃えています!!」なんていうニュースを見たことがあると思います。火災原因が明確に判明できる場合もあれば、油や乾電池、燃えやすい素材、発熱を促進する金属などが雑多に混ざっていて自然発火として原因を処理することもあります。
現実的に社会の存在するすべてのものが、どんな成分でつくられて商品として機能するしているかを把握、理解することは困難の極みです。それでも、わからないこと・知らないことを、わかるように・知るという態度で挑むことが廃棄物処理の質の向上には欠かせません。

追記 中高生に参加してもらっている「かんきょう文化祭 /(一社)かんきょうデザインプロジェクト主催」も、素材選択からものづくりのプロセスを加味した環境学習を展開しています。

続く・・・


a0259130_10385002.jpg

[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-31 10:39 | 環境

関心の距離を延伸する 1

廃棄物の発生を抑え、発生した廃棄物は選別や焼却等の行程を経て、適正な処理をすることで私たちの生活環境を安全にすることを目的とした「廃棄物処理法(以下、廃掃法)」。不法な投棄や処理がされたり、適正・安全に処理するための事前処理をせず、ぞんざいな取り扱いが環境汚染を引き起こし、社会問題化することが後を絶ちません。安全な生活環境を守るために法律を改正し、適正な処理を促すものの現実は廃掃法の目的に辿りつかないのが実情です。

廃掃法で「廃棄物」と規定されるのは、無料での引き渡し、又は、不要となった固形状又は液状のごみを廃棄物処理業者に処理する費用を支払って処理をしてもらうもの、となります。したがって、例えば見た目は廃棄物のようでも銅線は有料で取引されるために「廃棄物」とはならず、再生資源物という商品として価値(※)があるので廃掃法の適用を受ける必要がありません。さらに、前述の廃棄物処理業者とは廃掃法によって廃棄物の収集や運搬、処理をしてもいですよ、という許可をうけた事業者を指します。つまり、銅線のように有料で取引されている有価物を運んだり、処理することに廃掃法の適用は必要ないので、許可業者にならなくても良いのです。(※)この状態を「有価物」と表します。

続く…


[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-30 14:55 | 環境

時はめまぐるしく

パシフィコ横浜で日本で初めての防衛見本市が開催されているのを知って「時代が変わったきてるなぁー」と感じたのは2015年のこと。その1年前の2014年、武器輸出三原則に変わる新たな政府方針として防衛装備移転三原則が閣議で決定がなされていました。

今朝の「モーニングショー 池上彰のニュース大辞典」でも武器輸出が解禁(※)され、海外の軍が日本製の輸送機などを高く評価している、という紹介がされていました。ただ価格が高いこと(数年前まで海外への輸出が厳しかったため)と実績がないので成約に結びついていないという現状もあるとのこと。長い月日を経て、法律や制度は決まっていく一方で、国際情勢は目まぐるしく変化していきます。やっと、一定の制度が出来上がったと喜んだ翌日には新たな課題が芽吹いていたりします。世の中ってそんなものかもしれませんが、故に、お出かけ支度しながら何気なく聞こえてくる情報にも注意をはらっておかなければ、と思いながら靴をはいた月曜日。

(※)禁止に対して、これまで個別の例外規定あり。

[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-29 10:11 | unclass

のんびりと

お、桃色
ふっくらしたつぼみも
のんびりと春を待ちましょう


a0259130_17033065.jpg

[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-27 17:04 | unclass

書店員さんの欲望

a0259130_23345531.jpg


本作の続編も発表されていますが、著者の小説デビュー作なのでこちらをレジに。
第10回杉並演劇大賞を受賞した舞台がもとになっているお話です。書店員さんの読んでほしいー売れてほしい―をこの週末に愉しみます。


[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-25 23:55 | book

八方除け

降雪後の最強寒波襲来、ということで防寒対策をバッチリして寒川神社の八方除け祈祷に行ってきました。昨年は寒風の中、2時間ならび腰痛が再発しそーうと心配しましたが、今年は平日ということあって1時間で終えることができました。今年も、一生懸命がんばります!!

a0259130_15295115.jpg


[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-24 15:36 | unclass
「弱者の戦略」に続き、著書の2冊目です。中高生に向けた植物学の続編として書かれた本書だけに、弱者の戦略とかなり通ずる内容ながら、平易に書かれていて読みやすかったです。帯や挿絵がとてもかわいく描かれているのも愉しく読めるバリューを高めていると思います。

ズバリ、タイトルそのまま!っていう内容ですが、時折人間社会に例える部分は思わず「そのとおり!」と膝を叩くほど、バシッとハマる比喩表現で、あいかわらず、伝達の仕方が上手だなぁーと感心しきりです。

本書で印象深いところは「しかし、ナンバー1になれるオンリー1を探すという生物の世界の営みは、生きづらい人間の現代社会を生き抜くのに、とても役に立つ考え方であるように思う」の一文。私はここに本書のエッセンスが凝縮されていると思いました。ビジネスでもかなり参考になる一冊なので、あすから早速取り入れてみます。


a0259130_23181567.jpg


[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-22 21:38 | book

想定の問いを立てる

a0259130_21050119.jpg


8時の受付開始から17時まで、消防団の指揮者として各種災害発生時における分断の管理運営及び効果的な現場活動の在り方を深く理解することを目的とした研修に参加してきました。今日は組織制度、安全管理、横浜市の防災計画、災害指示事項の基本確認と大規模災害を想定し無線を使っての図上訓練、そして災害現場事例の映像を見ながら、身を守るのに大事な意識や消防団として横浜市民の財産を守るということについて等のプログラムです。組織制度や安全管理などはこれまでにも受講したプログラムですが、改めて基礎の確認もできまたし、情報の更新や挿入がされており充実した1日となりました。応用の質を良くするには基礎は欠かせません。このようなプログラムは防災だけでなくビジネスプログラムにも通ずるところがありますから、ひとつの話題提供でも防災とビジネスの2系統で考えますから、脳も喜んでいるようでした笑


a0259130_21431147.jpg

無線を使った図上訓練は、横浜市内から集まった消防団をランダムにチーム分けし、はじめて顔を合わせる人たちが本部からの指令に対応、さらに現場へ消火、救助、避難のいずれかを指令する、というものでした。いざ災害が発生してからさほど時間の経過をみない状況設定は、ある意味、実際に近いものと言えます。平成27年度と少し前のデータですが次のような被害想定をしています。特装車を除く横浜市のポンプ車は約150台(※)、震度5強~7の元禄型関東地震が発生した場合、横浜市内の炎上出火は370件、という被害想定をしています。消防車が足りないよー・・同時多発的な発生数字ではないとしても、地域の消防団(企業消防団含め)が初期消火や延焼を防ぐ役割を担う事になりそうです。
(※)ヘリコプタ―、消防艇、救急車、特殊車両などを入れると約600台

また今日の現場事故事例スライドは現場そのものを映し出し(勿論、お顔はわからないように)、災害救援による惨事ストレス対策についても説明がありました。欲を言えば、消防団として伝える情報と地域のみなさんが知りたがっている情報のギャップを感じたりすることもあるので、そうしたギャップを縮めていく工夫や防災備蓄品の廃棄等の議題もあってしかるべきだとは思いましたが、まずは自身の機材の取扱い技術を高めたり、知識を増やすことで色々な想定の問いが立てられるようにしなければと思いました。


[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-21 21:58 | 防災

異分野情報

公益社団法人新聞通信調査会の「メディアに関する全国世論調査2017」によると、ニュースをインターネットで読む人の割合が71.4%となり、68.5%の新聞朝刊を上回ったとのこと。また、将来の新聞について「インターネットの普及で新聞の役割が少なくなっている」と考える役割減少派は49.6%、「今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割持続派は34.4%と、2009年の調査以来、2014年度に役割減少派が役割持続派を上回り、さらに突き放す勢いです。

古紙リサイクルの観点からも横浜市内の古紙発生量は平成25年度をピークに減少傾向が続いています。製紙メーカーの生産量と併せ、今回の様な調査でますます新聞離れが進むことは予想されるので、古紙回収の事業者は将来の取り扱い量の減少を見込んだ事業体制を組んでいくことが急務です。

再生資源事業者からすれば、ここ数年の発生量減の現実にぶち当たり、発生量が減っていることは体感しているものの、では、この状況が進んでいくなかでどのような状況が想定されるかについての未来予想図は描けていないはずです。何故かといえは、初めての経験なので・・。

戦後以来、古紙を含む再生資源事業は生活品をつくる上で欠かせない静脈産業として発展してきましたが、もはやそうした感覚は皆無となりました。勿論、資源の有効利用の観点から、分別して集めて再生原料として用いること自体はさらに材料の品質を高めながら続いていきますが、集まる量の減少により、これまでの回収体制や体質では通じなくなっています。「いや、まだ数年は大丈夫だよ」の声も聞こえますが、その数年もわずかでしょうし、その先を今から考えておかなければならないことは火を見るよりあきらかです。

初めての経験・・・大変だけど、誰もやったことのない或いは誰かがやっていても新たなスタンダードになっていなことにチャレンジできるって、素晴らしいことです。
だから、絶対に口にしてはいけない事。「いままでは、平気だったじゃん」「いままで大丈夫だから、なんとかなるんじゃない」 根拠のない平気、大丈夫、問題ないは、あまりにもリスクが大きすぎます。


a0259130_16160686.jpg

[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-20 16:16 | work

音楽は心を救い上げる

第二次大戦下に心弾む、軽快なJAZZ。音楽映画としては楽しめる反面、人が人を排除する時代を描くシーンは最近の世相とオーバーラップし、これから迎えるであろう理不尽な社会にどう備えたらいいのかと、そんなことも考えさせられる映画でした。ジャズミュージシャン ジャンゴ・ラインハルトの生き様を描いた作品で、人差し指と中指だけで高速フレーズを弾き出す奏法に、気づけばスウィングしながらスクリーンを眺めている・・散りばめられたうつくしい演奏シーンは、音楽好きには見逃せない作品では、と思います。最後の「ロマのためのレクイエム」の荘厳なシーンには、感動。今年はもっと映画館に足を運ぶぞ!!

a0259130_17241385.jpg

[PR]
by AKIO_TAKE | 2018-01-19 17:29 | movie