繰り返しの読書/沈黙の春

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電車の中での読書は、新書、文庫本サイズが最適、ということで繰り返しにチョイスしたのは1962年に化学物質の危険性を訴えた「沈黙の春」です。

第4章の「地表の水、地底の海」の中に、
「自分をはぐくんでくれた母親を忘れ、自分たちが生きていくのに何が大切かを忘れてしまったこの時代ー、水も、そのほかの源泉と同じように、私たちの無関心に犠牲になってしまった」と、世界人口の大半は、水飢饉に苦しめられているか、いずれおびやかされようとしていると警告する一文があります。

日本にいると「水」の危機を感じ取ることができませんが、世界各地では「水」の枯渇が一国の存亡を左右する緊急課題となっています。そして、第17章は「べつの道」という目次で、「私たちは、いまや分かれ道にいる」という書き出し。

分かれ道から50年、著者のレイチェル・カーソンさんは2013年の今をどのように感じられていらっしゃるのか。もちろん、知る由もないわけです。
読み返していくほど自身にも身に覚えのある「無関心」・・・。

「共感している」ふりの意見よりも、意見や主張が違っていても、それぞれの意見の良さを引き立てる案を見い出そうとする考え方をもっと訓練しなきゃと、思います。
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by AKIO_TAKE | 2013-04-08 21:52