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day after day & 武松昭男のphoto日記

世の中、いつも壮大な実験中?!

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写真は、一昨日の新聞に掲載されていた記事。

使い終えたエアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫の四品目の家電は、消費者がリサイクル料金と共に小売店に引き渡し、その後リサイクル施設へ運び込まれ分解されて、有用な金属は再生原料として各種製品に再利用されます。この流れを「家電リサイクル法」という法律で規定しているのですが、このルートにのらずに不法投棄されたり、不正に回収、解体され、金属などは海外へ輸出された台数が2011年に廃棄された2407万台の15%にあたる362万台と推計され、この家電リサイクル法の見直しが必要だとされる内容です。

家電リサイクル法では、使い終えて不用品として出すときにリサイクル料金を支払う、後払い方式。

これと比較して自動車の場合は、新車で購入する際や車検を通す際にリサイクル料金を先に払い、のちに廃車となるときに向けて金額を預ける、先払い方式を自動車リサイクル法で規定しています。

年号が平成になったころから、地球規模での環境汚染の深刻さが議論されるようになり、それまでの大量生産大量消費や焼却処理・埋め立て処理中心とした廃棄物行政など、環境改善に向けてさまざまな課題が見直しを迫られるようになりました。こうした機運をうけ、それまで廃棄物処理という法律で、ごみ処理や環境問題にかかる問題の解釈をしてきましたか、いよいよ、この法律だけでは対処しきれなくなり、家電リサイクル法、自動車リサイクル法という品物単位としての個別法が必要とされ、成立しました。

先述のように、同じリサイクルの法律なのに後払いと先払いと異なる運用方法で、その理由がなぜなのかと、成立直後から議論されたものです。

3/13に「法律も「これまで」から脱皮?!」の中で小型家電リサイクル法(以下、法)について投稿しました。この先進性のある法の施行後に掲載された今回の記事・・・

記事は、「廃家電を「廃棄物」と見なすための指針や、正規ルートでの回収率を上げる方策を協議する。」と締めくくられています。

先払いと後払い、いま考えると日本の生活スタイルや習慣にはどちらが妥当か、そんな実験を長い時間かけて行っていたのかもれませんね。廃棄物処理、リサイクル・・・ますます、面白くなってきましたね。
by AKIO_TAKE | 2013-05-20 22:37 | environment