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データの見方、受け方

昨日、資源エネルギー庁の2012年エネルギー需給とりまとめをご紹介しました。政府や自治体が発表している各種データを解析し、読み解くには多くの労力を必要とします。表現する言葉を変えていたり、そのことでデータの対象先も増えていたり、減ったりして、経年変化をみようとしても、その連続性が正しいと言えるのかなと思うことがあります。また、経産省、環境省、国土交通省と同じデータを呼び出しても数値の取り方の違いで、ますます混乱!!なんてこともあります。

かつて、家庭から排出される二酸化炭素量は「全体の1/3」という数値で環境省が公表したことがあります。「全体の1/3」なので、家庭からの排出量を減らす、言い方を変えれば「ライフスタイル」を改善すれば、解決するかのような展開をしていた時期もあります。ただ、この数値は民生の家庭部門とデパート、病院、コンビニなどの民生の業務部門が合算された数値だったこともあるようです。

この十数年で省エネや節電意識も高まり、産業分野でも技術革新によって二酸化炭素排出量を測定する対象も刻々と変化しているのも事実です。それにしても、難しい・・・

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僕は、市民団体や小中高の学校などで、リサイクルのこと、ごみ分別のこと、分別された資源のゆくえなどについて話しをさせていただく機会(出前講師)があります。

自ら、話を聴く機会を作る方達ですから、使命感も強く、一生懸命努力されます。ただ、時折、自分よりできていない人やルールを無視する方たちに対し、攻撃的になってしまうことがあります。これが地域の中で気まずい雰囲気や溝をつくりだしてしまうことがあります。かれこれ、十年以上出前講師をさせていただいていますが、こうした課題にぶつかるケースは結構あります。そうしたときに、どこが公表したデータで話をしているか、それを確認させていただいてます。

情報は発信するばかりでなく、受信能力もたかめておかないと無意味な争いの元になります。敵対する側に誤情報や不完全なデータを送ることで分断させ、混乱に陥れ、衰退させる・・・悪意を持っての情報戦などはこのような手段を用いることがあります。勿論、二酸化炭素排出量の公表データが悪意に満ちたデータということはないでしょうけれど、政府や各自治体或いは新聞、テレビ、ネットなどの情報媒体を見聞きして、それを基に私の話を聴いたり、地域の中で議論されることが多いと思います。

なので、データの見方、受け方が原因で無意味な争いが起こらないよう、地域やチームでも自分たちの意見をしっかりと持てるよう、惑わされぬように、また、アドバイスできるように政府や各自治体が公表した資料も見ておくようにしています。
by AKIO_TAKE | 2014-01-06 23:57 | look/gaze