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かんきょうセミナー2014 7月4日

毎日の生活と環境問題のかかわりについて、ライフサイクルの考え方を基礎に、携帯電話やプラスチックをテーマとした第2回目の「かんきょうセミナー」を7月4日(金)に開催いたしました。

今回のセミナーは、間違っていてもいいので講師からの質問、問いかけに、思いついたことを発言するというくりかえしをテンポよく進めたことで、参加者アンケートにも「あっという間でした」との感想が多く、また、実例に基づいた問いかけや事例紹介と身近な製品について考えることほとんどだったので、より時間の流れが早く感じられたセミナーとなったようです。

例えば、バス・・・
「バスは、なにで作られていますか?」の問いかけに、「鉄」、「ガラス」、「金属」、「プラスチック」と参加者からの反応は上々。それではということで「じゃあ、プラスチックについて聞きますが、どこで採掘され、どのように運ばれ、どこで加工され、どこで売られ、そして使い終わったらみなさんはどのように捨てて(またはリサイクル等)していますか?」という具合で。

私たちは環境問題を考察しよう!!と投げかけられると、「プラスチックは再利用すべきか、燃やすべきか」、「リサイクルそのものは環境にやさしいのかそうではないのか」等、知らぬ間に二者択一的な議論に陥ってしまい、ごみの分別にしても「分ける」ことに気をとられ、意外と分別した「物」がどのようにつくられて、どのようにリサイクルされていくのかという俯瞰的な視点が抜け落ち、気がつくと断片的な情報の中でしか話をしておらず、結果堂々巡りをしてしまっている、なんていうこともあります。

そうしたことから、毎日の生活と環境問題の関連性をより具体的に認識する方策として、
かつて習った5W1Hを活用して、(そのモノを)「いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ、どうやって」作ったのか、使ったか、捨てたか、それぞれに関連付けて考えられるような講義内容で進めていただき、想像力を豊かにするライフサイクル思考の大切さを改めて認識することかできたセミナーとなりました。

ひとつ、セミナーの感想を紹介させてください。おとなに混ざって熱心にメモを取っていた姿が印象的だった高校1年生の感想です。

「プラスチックや高分子化合物については、ちょうど今日の授業で習ったことなので理解が進んだ。私的な意見だが、第二次大戦での「総力戦」のように、現代の世界では企業の「総力戦」が展開されていると思う。どこまで人類が豊かになればいいのか、その目途をたてなければ、ライフサイクルの確立も、環境問題の解決も出来ないと思った。」

これからも若い世代に有益な機会を創出していかなければと後押ししてくれるコメント。豊かさの目途、という視点はまさに若い感性故です。(本人に掲出許可を頂いてます)

参加者のみなさま、そして、私たち一人一人の毎日の生活に潜む環境問題を考え、人としての資質のみならず、人生の選択時の材料としてより有効な環境教材プログラムを研究する横浜国大 松本先生、講師を務めていただき、ありがとうございました。

第3回は2014年7月9日(水)の開催です。みなさまの参加をお待ちしています。

お申し込みはこちらから → http://kankyo-design.org/seminar

テーマは「日本の環境教育の問題」
欧米では環境という独立した教科として学校で指導されているが、日本では7科目にわたってばらばらに指導されている。それは日本社会の環境問題への対応の歴史が影響しており、そのことが今の日本の環境問題の停滞につながっている。その内容を体系的に説明し、その課題を明確にしたうえで、どのように改善すべきかを考えてみます。

講師 : 吉田 博彦
1975年早稲田大学法学部卒。1999年に教育分野で最初のNPO法人として認証を受けたNPO法人教育支援協会代表理事。市民参加の教育改革を提唱し、文部科学省や教育委員会との協働で、全国でさまざまな教育事業を展開している。

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by AKIO_TAKE | 2014-07-07 17:55 | かんきょうデザインプロジェクト