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些細なことから

まだ読み切っていないのですが、親近感を覚える一冊になりそうです。

高校生の時、学校の帰り道に自宅からなかなか出ることができなかった友人の家に行き、ギター弾きながらたわいもない会話をする、という日々を数ケ月過ごしたことがありました。
その状況をひきこもりというのか、不登校というのか、また、自宅から一歩を踏み出せない状況を単に「甘えているだけだろ、ほっとけ」みたいに言う人もいましたし、その状況をさしてどんなカテゴリーに当てはめられるのか、今でもよくわかりません。その友人とはギターと帰宅部という共通項があったので、ぼっとけない距離間だった、ということだったのかなと思います。

私の住む横浜市も2013年に15歳から39歳のひきこもりの人たちの推計調査をしていますが、40歳以上を調査対象にしておらず、矮小化したデータに留まっています。
この本では冒頭に山形県で行った実態調査の数字を載せています。その数字にも驚きますが、なによりひきこもりの高齢化が深刻だということを強く感じます。

引きこもりになってしまう要因もさまざまですが、日々の生活の中でのちょっとしたつまづきから崩れ、一度脱線してしまうと修復するのは難しいというケースが数多く紹介されています。

長い沈黙の期間、空白の履歴を経てしまうと今の日本ではまっとうに社会復帰はできないのか・・・私も明日は我が身です。

折しも日本は総選挙中。静かに深刻化するこの問題に触れたのちに「豊かな日本をつくろう」という政見放送がとても空しく響きます。
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by AKIO_TAKE | 2014-12-09 22:36 | book