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消去されるリユース

ごみを減らすための環境行動を表すキーワードとして使われる3R(スリーアール)。

3つのRは、以下の英語の頭文字を組み合わせた言葉。
リデュース(Reduce) ~  ごみそのものを減らす
リユース(Reuse) ~ なんども繰り返し使う / 再利用
リサイクル(Recycle)  ~ 分別して再び資源(原材料)として利用する

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ペット(PET ポリエチレンテレフタレート)素材を使った飲料容器としてのボトル容器は、一升瓶やビールびんのように飲み終えたビン(飲料容器)を回収、洗浄後、回収したビンに中身を詰めてというようなリユースはできません。したがってペットボトルの3Rには、リユースが存在しない。

なので今日のシンポでの事例紹介や資料の中でもリデュースとリサイクルの言葉、文字はよく出てくるのですが、リユースは皆無。
ペットボトル容器だから当然と言えばそうなのですが、素材別の「容器」としてとらえたとき、今後ガラスびんの需要は減少し、一方、ペット素材やPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)など石油由来の成形しやすく、軽くて割れない容器の需要が増え、ガラスとプラスチックの差はますます拡大すると予測されていることを考えてみると、もしかしたら10年後にはリユースという言葉はなくなって違う言葉が使われているかもしれません。

いままでも3Rに、Repair(修理)とかRethink(再考)などを加えて4R、5Rとして環境行動を促していましたし、事例紹介した大手飲料メーカーは、Reduce、Recycle、Replace(取って代わる)を今後の活動キーワードして商品開発や広報をするとのこと。

なんども繰り返し使うという生活習慣は消されてしまうのか、、、

リユースの言葉が抹消されれば、おのずとリユース容器の需要落ち込みも、その速度を加速させてしまうかもしれません。

平成9年に施行された容器包装リサイクル法以降、市町村によるペットボトルの分別収集が97%に達したことから、市町村以外からもっとペットボトルを回収してリサイクルが進むよう、スーパーなどの「店頭回収」の充実化や意義を深めようと、経済産業省産業技術局リサイクル推進課主催の「ペットボトルリサイクルシンポジウム」に参加して感じたこと。
by AKIO_TAKE | 2014-12-22 21:37 | 3R