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「なるほど」と「でも・・」

来客数が増える夕方の時間帯に、パートの女性たちが鮮度チェック中の腕章をまいて、魚や野菜をひとつひとつチェックしに店舗内にちらばっていく。お客様が買い物をする傍らで、鮮度や商品棚に相応しくない商品をみつけると、棚からはじいて写真を撮って生産者へ商品の状態を知らせていく。地道なチェックの繰り返しで、西友では生鮮食品の売り上げが前年対比で7%程良くなったそうです。

細かい作業だけど工夫を重ねて消費者をつかむ努力を、NHKニュースで紹介していました。

そして、"業界の常識に逆行"のテロップが流れ紹介されたのが、少しでも節約して買い物をする心理をみこした品ぞろえや売り場づくりをして半年間で精肉の売り上げを10%上げたマルエツさんの事例。こちらも「なるほど」と感じつつ眺めていましたが、節約心理の捉え方と実践の在り方には「でもなぁ~」とつぶやく。

紹介されていた事例は、
140グラム272円(100gあたり)で提供していた精肉を、300グラム260円(100gあたり)で提供し、割安感を与え、節約心理を働かせて売り上げにつなげたというもの。

昨年同月比を2%上回り、5ケ月連続プラスの好調が続くスーパー。ただ、これは食品の値上がりが主な要因で消費が回復しているというわけではありません。いつ買い控えが起きてもいいように消費者をつなぎとめておくスーパー各社の工夫が結果につながっています。

育ち盛りのお子さんを持つ家庭にはありがたい工夫ですが、単身者、高齢世帯などでは割安であっても、結局は手をつけずに捨てられてしまうのかなぁ~なんて思いながら見ていました。

小分けにすればその分包装資材として捨てられる量が増えますしね・・・「廃棄」の視点から捉えると、どっちもどっち的なところがありますが、食材の確保において海外からの輸入依存度が高い日本の現況と将来を考えると、食べ物のムダな廃棄は減らしておくことが大切だと思います。

これだけ地球規模で異常気象が発生しているわけで、いつ生産地が自然災害の被害に遭うかわかりません。仮に、食材生産地が壊滅的な自然災害に遭遇すれば、生産量の減少と共に価格の上昇が考えられますし、そもそも、生産地が自国民の食材確保で日本向けの輸出をstopすることだってないとは言い切れません。食材の廃棄減量か食材の包装資材減量か、そんなことの白黒をハッキリさせるとか、そんなことじゃなくて、日本で暮らしていると、食材の豊かさやいつでも食べられるということの感謝がすっ飛びやすいので、食材のムダを極力なくすライフスタイルを心がけておくことが健全だし、イザッ、食材が手に入らない状況になっても、少しは落ち着いていられるかなと思ったり・・・。

日常の何気ないニュースには、日ごろの無関心を修正してくれる素材が転がっているものです。
by AKIO_TAKE | 2015-09-26 00:17 | look/gaze