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モノへの価値観

衣服の物語として制作された作品ですが、衣服だけにとどまらず、経済や環境の観点からも見ごたえあるドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」。

ファストファッションがどのようなプロセスで私達に届けられるのか、そして、そのプロセスでは、どんな現実が横たわっているのか。スクリーンから目をそらしたくなるシーンもある、メッセージ性のつよい作品です。

心に残る言葉がたくさんある作品で、「かつてファッションには4つのシーズンがあった。それが今では52回、つまり毎週、新作の波が世界中に送り出されている」という言葉はfastの本質そのものだと思うし、fastで安い服を量産するためには安価な人件費、劣悪な労働環境に加えて、「服の生産に必要な水や土地は生産コストに入っていない」という言葉も印象的でした。

服の原料である綿花にも触れており、「遺伝子組み換えのコットン」が心身に与えるダメージについて、ここまで考えさせられることは無かったので、まだまだ勉強不足だなぁと実感・・・

環境の観点からは、他の環境ドキュメンタリー同様、薬品濃度を薄めることなく河川へ排出されるシーンは将来の代償を想像すると、なんとかならないものかとジレンマが増える。

ショッキングな映像もありますが、ファストファッションが私たちに届けられるまでのプロセスに関わる人々が、どうしたら幸せになれるか問いかけている作品だと思います。ファッションだけじゃなく、衣食住の生活基盤を支えるあらゆる商品についてこの映画のメッセージにあてはめて自身にも問うてみます。

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by AKIO_TAKE | 2015-12-30 17:12 | movie