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タイトロープ

視点に多様性を、の続きとして・・・

「十年一昔」という諺があります。十年もたてば社会や地域を構成する人々も変わることから、世の中の移り変わりの速さを十年ひと区切りで捉え、表現する言葉です。

ただ近年は、SNSや人工知能の技術革新のスピードが著しく、サービス業を取り巻く環境も想像以上の速さで展開しています。そうした現況は、もはや十年単位での事業展開では時代に取り残されてしまう可能性を示唆し、将来の備え方や予測をゆっくりと検証しているゆとりは、ほとんど無いと解して差し支えないかもしれません。

「横浜中華街」は横浜都心部の重要な商業地区です。
商業地区であるが故に、社会やお客様の嗜好や要請に臨機応変に対応することは当然のこと。東京オリンピックを10年間の中間地点に控えてスタートする、これからの10年。良好なコンディションの横浜中華街2025となるよう、長きに亘り、この街の経営に力を尽くし、豊かで卓越した経験を持つ、横浜中華街「街づくり」団体連合協議会 林兼正氏を講師にお迎えし、第3回目のプログラムを企画、実施しました。

講義を要約すると、以下のような検討課題が浮かび上がってきます。
1. これからは「財政難と人口減少」の2つの大きな課題を「どのような戦略」で乗り越えていくがポイントになる。
2. 人口の減少は経済の停滞を引き起こし、財政にも多大な影響をあたえていくことは明白。公的な助成金に頼ることなく、自立した財政をどう構築していくか。
3. 職種・業界のボーダーレス化はさらに進み、「あの店舗(企業)が、あの商品を開発、販売するのか」という未知との遭遇が日常茶飯事になる。
4. これまで以上に細いタイトロープの上を進んでいくようなスリリングさの中で事業展開をする時代に突入する。

そして、調理の革新もどんどん進み、もうオイシイ・マズイの区別は無くなってきており、オイシクもないけれど、そんなにマズクもないという判断する消費者が増えていくことが予想される中で、如何に我がレストランを選択していただくのか。一つの対応策として「お客様をお名前で呼ぶ」など、コンシェルジュの本質であるおもてなしのクオリティを極限まで引き上げる努力が必要となる。

街づくりやおもてなしのエッセンスに鋭く迫り、コンシェルジとしてもブラッシュアップするための宿題を頂き、充実した90分・・・

トライする事柄は果てしないし、未来もどうなるのかわからない。不安も果てしないけれど、どうなるかわからないなら、果敢にトライすべきことにはちゃんとトライするしかない。

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by AKIO_TAKE | 2016-03-01 20:53 | work