人気ブログランキング |

潮時のはじまり

横浜市資源リサイクル事業協同組合総会に伴う懇親会に出席。20代最後の年に創立メンバーの一員として参加して以来、四半世紀に亘ってお世話になっている組合です。

すでに理事も退任し、現在は外部協力者として「びん」の商いをしていらっしゃる組合員さんと「ガラスびんの将来」を考える調査、研究と実証事業の構築に関わらせてもらっています。

ぴんの組合員さんと関わり合って、かれこれ4年程。この間、私自身も「ガラスびん」について勉強しました。なにせ、古紙・鉄くず・非鉄金属・布くず・ガラスびんの再生資源物の中でも、生産量や流通変革、技術の向上、市民の利用頻度のどの分野でももっとも変化の波をかぶり、取扱量の減少が著しいのか「ガラスびん」です。

飲料容器としての役割も成形しやすい、軽い、割れない、運びやすいペットボトルに市場を奪われ、回復の見込みも厳しい様相のままです。

けれど、そんな現況であっても仕事を放り出すことなく、社会の要請に耳を澄ませ、数年後には自らの業態が変わっていることも念頭に入れて、いろいろな試行錯誤を重ねてきました。

そのひとつが、組合のPBブランド商品の開発と販売で、昨日の第一弾として懇親会の席でお披露目したのが、発泡日本酒スィートハートです。昨日は「決意表明」のラベルを特別に貼らせていただき、乾杯用としてテーブルにおかせてもらいました。いま、このびんは一度使った後、割って、ガラス製品の原料として用いているのですが、今後は、このびんを回収・洗浄して、もう一度びんとして利用する「リユースびん」として活用するよう調査・研究を積み重ねているところです。

いままで、リユースびんが環境にやさしいびんであると啓発活動をしてきましたが、飲んだ後の空ビンをみせての説明しかできなかったり、「ガラスびん」に関心を持っていただくため、集めてきた透明びんを砕いてガラス工芸品をつくってみたりと、従来通り、型通りのことしかできていませんでした。そう、じつは消費者が一番の関心をもつであろう、「びんの中身」について、なにも説明できる材料を全く持ち合わせていなかったのです。

空きびんを回収して、再び、飲料容器として食卓へ戻す仕事を担っているわけですが、空きびんを掲げて環境にやさしいから使いましょうと叫んでも、ほぼ、素通りされるのは想像に易い。そんなわけで、びんの中身とも関わりを持ちながら、環境にやさしいびんの普及とびんの利用率を向上させ、回収することが仕事という「機動力」をフルに発揮できるよう、新しい形態の事業を模索しています。

ただ、組合内においては「なんで、この組合がお酒を売るの?」といった消極的な意見が多いも事実。お酒を売ることが目的ではないので、このあたりも担当理事さんには頑張って丹念に説明を続けてもらうしかない。表現方法や具体的な例示をもっと示しながらフォローしなければと思っています。PB商品とは、なにか・・とか。いままで議論することが無かった項目が増えるので、ちょっと大変そうです。

しかし、昨日、ようやくそのスタートラインに立つことができました。まだまだ、時間を要する仕事ですが、私自身のリサイクル組合との関わりも、このびん商さんたちとの仕事が最後となりそうです。とはいっても、潮時のはじまりなので、まだ他の仕事もお引き受けしながということになりますが、昨日の懇親会の雰囲気から、そろそろ私も潮時かなと思い始めています。

これから、この発泡日本酒のPB商品化やアンケート調査の実施、管轄省庁とのモデル事業着手の準備に忙しくなりそうです。少しでも「びん商」さんたちのお役立てができるように。

潮時のはじまり_a0259130_1425731.jpg

by AKIO_TAKE | 2016-05-27 23:25 | work