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細部に宿る

仕事先へ向かうため、神奈川中央交通(略称:神奈中)のバスを利用しています。神奈中バスのドライバーさん、バスを発車させるたびに「よし、よし、よし」と左、右、前方の3ケ所を目と声で確認し、ゆっくりとアクセルを踏み込んでいきます。お客様案内のマイクを通して、バスの乗車中になんども耳にする「よし」・・・停留所だけではなく、青信号や一時停止等、停まるたびの声だし。

(その他で利用するバス事業者は横浜市営バス位なので、機会を見計らって他のバス事業者にも乗車してみます)

今も昔も、このままの状況を放置しておくと、昨年比で倍以上の修理費となってしまうので、なんとか事故防止の工夫をしたいと悩む中小企業は案外多いものです。先日も、事故防止のセミナーやチェックリストを作成したりと、いろいろ工夫をしている友人からの相談に、この神奈中さんのような安全確認方法を採用してみたらと、伝えてみました。

所謂、指さし呼称による安全確認です。この安全確認については、恥ずかしいとか形式だけという批判もありますが、そこは「どのように活用するのか」といった認識の濃淡の違いだけです。どちらかいえば、自分の安全確認と言う意味合いよりも、神奈中バスの例でいえば「乗車しているお客様に安全を確認しました。これから出発します。」という意思を表示するものです。危険を予防する、事前に危険個所を見つけに行く、という意識をもって行えばつまらない事故は減らせるのでは、と。また、日々繰り返していると取引先の誰かが必ず目にするから、「あぁ、この会社は社員教育も行き届いているな」と認識してもらえる確率も高くなるし、一石二鳥の効果をもたらすこともある。

「~は細部に宿る」の格言にもあるように、特段派手な演出をしてアピールしなくても、当たり前のことを当たり前のように行う。ていねいに、ゆっくりと、おちついて・・・そんな後ろ姿に人は「安心」や「安全」を、そして「信頼」を寄せるのだと思います。
by AKIO_TAKE | 2016-08-18 19:54 | work