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「知っている」の質を高める

これまでのバリアフリー(障害を取り除く設計)、ユニバーサルデザイン(すべての人が利用できる設計)から一歩進み、障害のある人もない人も、高齢者もそうでない人も、ともに使いやすい「共用のデザイン」をアクセシブルデザインというのだそうです(※)。

先日、盲導犬を連れた視覚障害者の男性がホームから転落、電車にはねられて亡くなるという事故が発生しました。その後の報道や検証に関する記事を読んでみると、「知っている」ことは少ないし、「見たことのある」標識や危険を知らせる文字やアナウンスによる危険予防の呼びかけも、見て聞いているのだけれど、1秒もしたら忘れてしまって意識しないまま街を歩いていることに気づかされます。

そんな無意識下の日常を少しでも好転させたいな、と思いながらフラッと立ち寄った本屋で見つけた一冊。

「不便さを解決して、より多くの人にとって暮らしやすい社会をつくる」というたすきリレーは一周では終わらない。製品やサービスを提供する側も利用する側も、検証と試行錯誤を繰り返し、さらに便利になるのではないか、と考えることが大切だ。なぜなら、より多くの人に住みやすい社会をつくるのは、同じ社会に生きる私たち全員に与えられた責務だからである。(本文より抜粋)

「知っていること」を教えられたりすると「そんなこと、知っているよ」と、つい、はねのけてしまう事があります。これ、良く考えてみればとてももったいないことをしているなぁーと反省することがあります。そう、自分の知っている段階でストップしてしまうわけですから、「知っていても深みは増さない」レベルで終了~となります。折角の「知っている」が無価値になりかねませんし、「知っている」を社会に役立てるためには、いつかどこかで「実践」や「訓練」をする必要があります。

検証と試行錯誤・・・

この本に掲載されている内容はすでに発表されている製品や事例ばかりなので関心ある方には、まさに「知っている」。私も3割くらいについては「知っている」でしたが、その「知っている」の質を高めたいし、「知らないこと」は、まず知り、そして実践、訓練する場を探してみようかな、と思います。

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(※)コトバンクより
by AKIO_TAKE | 2016-08-22 23:13 | book