防災研修

この週末は防災研修で、茨城へ。

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貴重な研修の機会でもあるので、まずは常磐自動車道桜土浦ICで下りて、予科練平和記念館を視察。予科練志望者のあこがれとされる「七つボタン」をモチーフにした7つの展示室では、訓練や隊での暮らしぶりなど、様々な資料を見ることができます。ただ、他の施設でも昭和初期から終戦後の資料の多くは焼却処理をされてしまっているという話を聞きますが、ここも同じようにかなりの資料か喪失、焼却されたそうです。隣接施設に行く時間もなかったので、ちかいうちに再訪しようと思います。

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そして、いまも2,557名(警察庁緊急災害警備本部H28年9月発表)の行方がわからない2011年3月11日に発生した東日本大震災で大打撃をうけた大津漁業協同組合へ。茨城県内の全漁港の被害総額の半分がこの大津漁協だったそうです。第一波の引き波で漁船や漁協建物が破壊され、第二波はぐっと海が沈んだあと海面が立ち上がり、海とは思えない真っ黒な壁が押し寄せ、堤防もろとも海へ持っていかれてしまったとのこと。

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幸い、漁港のすぐ裏手が高台に通じていることもあり、多くの人々は津波の被害から逃れられたようです。しかし、「津波が来る」がどうかは誰もハッキリわからない・・・第二波の真っ黒な壁を目の当たりにしたときは、さすがに怖かったと。。。穏やかな表情を見せている海からは想像もつきません。

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震災後は被害が大きかったこともあってか、視察にくる団体が、それこそひっきりなしの頃もあったとか。海外からは大人だけではなく高校生の団体も視察にやってきたそうです。

漁協の建物も昨年9月には完成していたそうですが、車両の落下防止車止めの設置やかつての建物の基礎が残されていたりと、色々な課題を解決して今年9月から正式に開場したとのこと。屋上の避難場所に緑色の塗装を施されたところがあって、「ここには乗らないよう」と案内されたので「なぜ?」と問うと、この下に神棚があるので神様の頭を踏まないで、という場所でした。信仰がつよいのですね。

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最後は、震度6強を記録した、日立市の高台から太平洋を眺めて帰浜です。行政職員も帯同してくれたので、充実した研修となりました。
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by AKIO_TAKE | 2016-12-04 23:55 | 防災