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言い切る

地球温暖化の現状や温暖化対策の遅れが、将来、私たちの暮らしにどんな影響を与えるのか。気候変動による災害や不測の事態を招かないように、「COOL CHOICE=賢い選択」を日常に取り入れましょう、という普及啓発セミナーに参加してみました。

COOL CHOICEについては → 未来のために行動する 

施策を提唱する環境省や横浜市の担当者のお二人が登壇し、お話をしてくれました。
資料もコンパクトにまとめられていますし、数値もいろいろ掲載されていて体裁は整っているのですが「漫然とした印象」のセミナーになりかけたので、いくつか質問しました。

例えば、横浜市内18の小中学校にKWの蓄電池設備が設置され、非常時は防災電源として使用、と資料に書かれているのですが、実際、非常時に使用したことがあるのか、あったとすればどのような効果があったのか。地域での防災訓練の時に住民に知らせているのか、試しているのか。そうした、具体的な説明がないので、私も次の人に曖昧な状況しか説明できない。

例えば、2005年度と比較して2020年、2030年、2050年までに温室効果ガスの排出量の削減目標が書かれていますが、今年は2016年なので、2005年からは10年の歳月が流れています。その10年間の時間経過の途中で計測した削減数値はあるのか、ないのか。あるのであれば、その削減量はどれくらいか。無かったとしても、これこれこうした理由で計測していない、と言ってもらった方が、理解も深まるはず。理解が深まれば、具体的な行動に移しやすい。

実際は、このような質問の回答まで用意するのは困難なのだと思います。ただ、地球温暖化の多くのセミナーでは、さらっと、「このままでは取り返しのつかないことになる可能性がある」と書かれていたり、セミナーの導入部で聴くことがあります。

取り返しのつかないことって、なんなのか・・・よくわからないまま、セミナーが進行し、かつ、資料の表層的な説明だけに終わってしまうと、「で、どうすればいいんだ」と漫然な印象になってしまうことがあります。

今回も色々と勉強になりました。勉強になったので、私も周囲の人にお知らせしたいし、お知らせするのであれば、具体的な行動ができるよう工夫が必要です。そのためには「言い切る」ことが欠かせない・・・普及啓発のセミナーのむずかしさを噛みしめています。
by AKIO_TAKE | 2016-12-13 09:39 | work