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復元を待つより

友 「お前が言っていたこと、最近実感することが多いんだよなー」
私 「なに、なんか言ったっけ?」
友 「よく言ってたじゃんかよ、5年先は違う仕事してるかもよ お互いにって」
私 「ああ、そんなこと言ってたね。いまでも、そう思ってるけれどね」

この「友」の仕事はリサイクル業、廃棄物は一切取り扱っていない。街の中で再生資源物を集めて売却して生計を立てている。

友 「いつまでもロット求めてやっていけないし・・そもそもロットはどんどん減ってるし」

ロットとは、モノの製造最小単位を現す言葉で、ロットが大きいと言えば、一度の取引において取扱量が多く、取扱金額も高い。ロットが低い・小さいと言えば、この逆。「友」の言うロットは古紙や金属、びん等の再生資源物を指していて、これからは街の中で取り扱える再生資源物もガクッと量が減るだろうから「数量・物量」をあてにした商売はもうアカンという訳です。

私 「思い出したよ、そうそう、だから早めに見切りをつけられるように務めて過ごすのも必要だと、言ってたわ、そういえば」

「友」は長年に亘って商売をしているので私よりも肌でジワジワと「うん、確かに」を感じていたけれど、私から言葉として投げかれられたその時は「実感」に乏しかった。でも最近は、大股で階段を下るような取扱量の減少ペースに、違う仕事をしている自分が想像できるようになったと言ってました。
ライフスタイルの変化は本業の取扱量や商いの在り方を復活させることは拒絶しているし、もし復活したとしても「かつて」が復元されるわけでもない。

本業の取引先や流通ループの中に存在する仕事を始めてしまうのも、違う仕事の1つであることには間違いない。まったくの「ゼロ」から新機軸をつくりだす時間もない訳で・・・
過去を振り返っても復元されることもないので、これまでの経験の積み重ねが自身の知性として築かれているから、常に学び、色々なことに気づいていけば知性も成長するし、修正が施されます。
生きている価値は、この変化に在るといっても良いと思うので、数年後に仕事が変わっていてもなんら不思議じゃ無いし、もしかするとその方が健全かもしれませんね。

昨晩の電話でのやり取りから・・。


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by AKIO_TAKE | 2017-02-09 15:56 | look/gaze