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街の変化を救急搬送から読み取る

市営バスからカシャッとしたのでちょっと見づらいのですが、大正初期に日本で初めて配置されたガソリンポンプ車がシャッターに描かれた消防署。
今日の午前中、地元の消防署で行われた救急に関する会議に参加してきました。
さて、横浜市の救急出場件数は過去5年間、右肩上がりで増加を続けています。この傾向はしばらく続くだろうとの見方を示しており、この状況を想定して、横浜市の救急活動体制を現在の70隊から3隊増やして活動していくそうです。しかし、ただ体制を増やしたからといって充実した救急体制になるかと言えば、私の住まう地域では、これまたそうでもなさそう。

救急車を呼んだら必ず搬送されて病院に行かなければならない、ということではありませんが、私が住まう地域はホテル、飲食店、乗降客の多い駅などが公衆出入りの場所が市内でも多い地域で、ちょっと足くじいちゃったとか、酩酊していたけれど救急車がきたら「へーきへーき」となるケースもそれなりにあって、不搬送の割合は横浜市内平均より10%ほど高くなっています。救急車の利用方法についてもう少し冷静な判断が必要なのかなぁと感じるデータです。

中でも気になったのが、0歳以上7歳未満の新生児・乳幼児の救急出動の増加が顕著なこと。
これは、核家族化の進行と地域のつながりがまだまだ稀薄であることを示すデータだと捉えても良いと思います。おじいちゃん、おばあちゃんが同居していた頃、今ほど両親ともに仕事をしている割合が少ない頃は、相談する人がすぐそばにいたはず。

でも核家族で、かつ、地域とのつながり機会も少なく、相談する人がいなければ若いお母さんの頼みの綱は救急、ということなのだと思います。仮に、そうした変化が街の中に起こっているとしたら、行政・民間問わず、現在行っている地域サポート施策は残念ながら功を奏していない、と見立てて新たに対策をしなければと思います。

勿論思うだけでなく、この見立てで良いのかどうかを調査したり、その上で地域にお役立てできるよう働いていきます。世相も反映する救急の実態データ。もう少し読み込んで、街の変化を探してみたいと思います。


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by AKIO_TAKE | 2017-07-07 14:02 | look/gaze