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地球儀を眺めながら横浜市長選を考えてみる

横浜市は、今後世界的に進む都市化を見据え、環境や高齢化対応などの課題に対応しつつ、持続可能な経済社会システムを持った都市・地域づくりを目ざす「環境未来都市」として日本政府から選定されています。そんな訳で市長選の環境施策も気になるところ。

環境問題を論ずるとき、自然からもたらされる資源には限りがあるという視点が欠けている、と言われます。この欠けた視点をわかりやすくする伝える指標としてエコロジカルフットプリントがあります。


地球は、私たち人類が快適に生活できるように石油、天然ガス、鉱石、石炭などの自然資源をつくりだしてくれています。これらの自然資源を自然が本来持つ力の範囲内で利用すれば良いのですが、必要以上量をつかってしまったり、自然の再生スピードを超えたりすれば、自然資源は減少に向かっていくばかり。


この資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値がエコロジカルフットプリントです。NPO法人「エコロジカル・フットプリント・ジャパン」によると、世界中のひとびとが日本人のような暮らしをはじめたら、約2.4個の地球が必要という数値を示しています。


けれど地球は1個しかありません。

地球に暮らす人間1人に与えられた資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な割り当て面積は1.8hですが、日本人は1人あたり4.3hを使っているということになります。

この数値を基準としてこれからを考えた時、そして地球が1個で済むような生活をするために、私たちは何を改善すべきなのか。


冒頭の通り、横浜市は環境未来都市に選定されています。大変恐縮ながら、かんきょう文化祭のような若い世代の感性を社会に情報発信し、育成にも関与する活動・プログラム開発はかつてなく重要になっていくと感じています(今はまだ発展途上中です)。


すでに未来にツケを負担させている現状があり、かつ、世界を見渡せばインドや東南アジアの国々は、これから自然資源をもっと利用するようになります。日本は人口減少社会ですが東南アジア、アフリカはこれから人口が増えていきます。


横浜市民があすから自然資源の利用を抑制しはじめても、もしかすると焼け石に水かもしれません。それでも、このまま放置することは未成年者に対して不誠実な行動となります。特に、未成年者を対象とした環境事業を展開している大人は。


環境分野の中で、このような側面からこれからを捉えた時に「開発」「発展」「成長」等を前提した社会づくりは限界にきている、と捉えても良いと考えています。


右肩上がりの制度設計のまま、継続することは「1個しかない地球」に負担を強いるばかりとなります。そうした見立てをすると今回の環境未来都市横浜市長選挙は成長、発展を前提とした従来の制度設計を問うものとなり、また、成長、発展を前提としない新たな制度設計を模索する組長を選出する、という視点も持ち合わる必要があります。

7/22に放送されたNHK「AIに聞いてみた どうすんのよ?!ニッポン」でも、AIひろしくんは、これからの社会構築において「成長一辺倒を疑ってみたら」という提言、ヒントを出していました。投票まであと一週間。地球儀を眺めながら私の結論を出していこうと思います。


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by AKIO_TAKE | 2017-07-23 09:21 | 環境