2017年 09月 18日
継続するチカラ
「変」の文字をキーワードに、とにかく現状を変えること、過去を捨てることを良しとする。企業の活動はイノベーションによって新しい切り口や視点を育みながら技術の向上や新商品を生み出していくことにあります。だから「変わる」ことは必須ですし、それなくして新しい価値を社会や顧客に提供することはあり得ません。
しかし、企業活動するには、まず企業の存続が前提となります。新しい価値をつくりあげるために、とにかく過去を否定して変えることばかりに考えを巡らし、結果、なにをどう変えたのが分からなくなってしまい立ち往生してしまうというケースもあります。負のスパイラルに巻き込まれていってしまうと急に視野が狭くなって、過去の蓄積に目を向けることなく目先の損得勘定だけの「変える」を続けてしまうこととなり、ただ迷走を繰り返すという事態に陥ってしまいます。
「変わる」ことは重要・・ただ、企業の存続、つまり生き残ることが前提ならば「継続」の本質を学ばなければなりません。どう変えてきたかばかりに着眼するのではなく、なにを変えてこなかったのかにも目を向ける必要があります。変革を取り入れて成長する企業もある一方で革新性を自己定義とする企業ほど、根底では創業者が掲げた理念や志を頑なに守り続けていると言われます。
「変わる」ことは重要・・ただ、企業の存続、つまり生き残ることが前提ならば「継続」の本質を学ばなければなりません。どう変えてきたかばかりに着眼するのではなく、なにを変えてこなかったのかにも目を向ける必要があります。変革を取り入れて成長する企業もある一方で革新性を自己定義とする企業ほど、根底では創業者が掲げた理念や志を頑なに守り続けていると言われます。
良いか悪いかは別として、あすでさえも、無数のあすを選択できる世の中になりました。だからこそ、ビクビクして、変えることを億劫がって現状を守り続けるのではなく、あとになって「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、守るべきもの大切なものを意識して、それも継続していく努力しながらイノベーションを起こしていくことがこれからの中小企業には欠かせないのではないでしょうか。
by AKIO_TAKE
| 2017-09-18 01:19
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