人気ブログランキング |

ごみを運ぶ、処理するという仕事 2

「ごみを集めて運んで処理をする」という原型が出来ても、ごみが不法に投棄されてしまうことは相変わらずのようだったようです。なんだか、何時の世も同じって感じですね笑

不法な投棄を少なくするには監視という手段を用いれば解決に至ることが可能ですが、江戸から明治にかけては日本以外も人口が増加しており、世界の街ではごみの中でも「し尿」処理に頭を悩ませていました。日本では「し尿」を肥料にしたり、江戸時代には農家が有価で買い取って汲み取っていたので、さほど「し尿」の処理で困ったことはないのです。そういう意味においては中世、近世の日本はごみの処理が市民生活に大打撃を与えるというほどのものではなかったのでしょう。ただ、明治に入ると伝染病がたびたび流行するようになり、下水やトイレなどの清掃も実施されたそうですが、人口の増加に伴い、江戸時代のやり方では到底間に合わず、1900年(明治33年)に公衆衛生を目的として汚物掃除法がつくられました。

汚物掃除法はごみの収集・処理を市町村の義務として位置づけ、ごみ処理業者を行政の管理下においてごみ行政の仕組みの基礎をつくりました。このときのごみ処理は公衆衛生が目的なので「なるべく焼却すべき」という方針でした。2017年になっても世界で日本が一番焼却炉が多い国となっているのは、この焼却すべしという方針の名残なのです。

ごみを運ぶ、処理するという仕事 2_a0259130_15441382.jpg



by AKIO_TAKE | 2017-10-07 15:44 | 環境