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「ごみは生き物」と云う所以

日本は食料の多くを輸入に依存している一方で、まだ充分食べられるのに捨てられてしまう大量の食材がある、といった現実が横たわったままです。社会に向けて様々な啓発活動が行われているものの、なかなか廃棄量が減少しません。

廃棄量を減らす方法として、食品製造工程家庭の改善によって賞味期限を延長したり、パッケージの構造の工夫と新しい容器の開発など容器包装技術の活用が重要な役割を果たしていることから、先日、農水省が食品ロスの削減につながる容器包装の高機能化事例集(ここをクリック)を公開しました。

とくに賞味期限の延長は、大型スーパー等で1週間単位で大量に購入するという現代の消費スタイルや生活スタイルが増えてきたことを考えるとメーカーもこのような高機能化された容器の開発が必然となっていくのでしょう。ライフスタイルの変化が消費行動にも影響を与えるのも、これまた必然。過去には多量のペットボトル容器がごみとなり、選別や再資源施設をの処理能力を瞬く間に超えてしまい、処理がおいつかない事態となり、かといって新工場を建設する予算は無い訳で「(設備の)継ぎ足し工場」が散見されたこともありました。

「ごみは人が関心を持って行動した後に残るもの そして人の無関心がカタチになったもの」と定義していますが、容器・パッケージも購入するときは便利、スタイリッシュ、日持ちする素材・構造などたくさんの関心が寄せられますが、使い終われば関心が無くなってごみとなります。様々な素材を組み合わせ、高機能化された容器・パッケージは従来の選別方法や設備で対応できるのか否か、できなければどうすればいいのか。全く設備が使えなくなるということはないにせよ、リサイクル事業に携わっている者はライフスタイルの変化をウォッチするのはあたりまえ。ライフスタイルの変化はごみの組成や構造、素材、量を変化させて、ごみ処理・リサイク事業者の手に渡ります。ごみだからといって、いつも同じじゃないんです。成長するものなんです…ごみは、めまぐるしく変化する生き物なのです。



by AKIO_TAKE | 2017-04-16 23:23 | 環境