濃淡

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物流業界のトラックドライバー不足が叫ばれて久しいです。これだ!という解決策も見つからないまま、いたずらに年月が経過しています。当然中小企業でもただ手をこまねいているわけではなく、なにかと試行錯誤しているのですが、時代の流れもはやいせいか、策が次から次へと流され定着する策を望むのは徒労感をもたらすばかりなのか、と思える昨今です。それでも企業存続のためにあれこれ考えて実行に移していますが、「う~ん」という深いため息がなかなか抜けていかないようです。

業種、業界によって時代背景や業務変革の度合いやスピードもバラバラなので一概にひとくくりにしてはいけないのですが、こと「ドライバー」という職種の場合、人材不足とわかっていても、例えば、高い技術を求められる機械設備の場合はそもそも仕事に適応できる人数が少ないので「危機感」に対する重みがドライバーとビミョーに異なる空気を感じます。特殊な仕事になればなるほど企業の存続に直結する課題ですから経営層の人材不足への危機感は強いのですが、ドライバーという仕事に対しては運転免許を保有していれば広く浅く人材を確保できたという、無意識下にかつての感覚がいまだ残っているのかもしれません。

外国の方たちの雇用目的(かつてはコスト削減)も変わり、中国をはじめ東南アジアの国々も豊かになっており、単純労働をメインとした働き方は過去のものとなりつつあります。自動運転や環境配慮面からもドライバーに必要とされるスキルも変わっていくはずです。中小企業の経営層は人材育成に対する考えの濃淡があすの会社の行方を左右する、という意識、覚悟が求められていると思います。



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by AKIO_TAKE | 2018-07-03 17:23 | work