今夜のBS-TBS「週刊報道LIFE」で太陽光や風力などの自然エネルギーを主力電源化と明記する一方、原子力発電を従来通りの重要なベースロード電源と位置づけて2030年度の発電割合を20~22%に据え置いた、エネルギー基本計画を取り上げていました。
海外では自然エネルギー施策がどんどん進められていく中、発電や設備などに関して高い技術を誇る日本はいまや再生エネルギー後進国として認知され、海外展開する再生エネルギー事業の参加もイニシアチブを得るには程遠くなっていくのでは、という見解を示していました。

番組内で心象に残ったのは、日本初の総合的な原子力政策「原子力開発利用長期計画」の作成に加わり、原子力委員会委員長代理なども務めた、故伊原義徳氏のインタビュー。日本には、国民性という単純なものなのか、それとも複雑な経緯がそうさせているのかが定かではないが「プロジェクト不滅の法則」というのがあり、一旦始めたらやめないという不文律が存在し、それが決断の機を失しているのではないかという言葉。

行政の担当者は2~3年で変わっていき、「なんで私が前任者の仕事について判断しなきゃいけないんだ」という決断や変革を行政はしない・できないという一面が中途半端な施策を蓄積させてしまう致し方ない現実もあり、国民のフォローが欠かせなくなっている。であるならば政治判断で決断をすればよいことだが、もはや政治も複雑に絡み合った施策を解きほぐす力量も時間もなく、黙って見送ることが美意識として定着しつつあり、一方的に政治判断してほしいという、というのはもはや酷であり徒労感が残されてしまうこともあり得る。
となればあとは私自身がもっと勉強して勇気をもって投票することが、ひとつの施策を終焉させ、新たな施策を前進させる唯一残された方法。
このまま原発をベースロード電源としてエネルギー施策を進めた場合、やはり気になるのが設備維持、点検、そして使用済み核燃料の廃棄などのコストをどれくらい負担すればよいのかという点。また自然及び再生エネルギーだって色々な課題はあります。しかし、エネルギーは生活には必要不可欠なもの。

よくわからず、難しく面倒なことも多いエネルギーの事、だけど次の人の事を考えるチカラを放棄することは避けなければなりません。エネルギーの専門知識を持たれていらっしゃる方を探して、学びを深めていかなきゃと思うインタビューでした。

猛暑が続きます、電力需要もウナギ上りの2018年夏です。

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by AKIO_TAKE | 2018-07-15 23:46 | look/gaze