直属よりも

直属の上司が部下に仕事を教える、指導するという、ということが一見当たり前のように思えますが、地域の中小企業の社長さんとの会話や事業所でセミナーをさせていただくと、意外と「そうでもない」という印象を受けることがあります。「そうでもない」とは、直属から教えてもらうよりも他社、他部署に属する人たちの方がかえって親身になって教えてくれている、ということです。

(大企業に属した経験がない私なので、すべて方に当てはまるわけではありません、あしからず・・)
たしかに中小企業では中小による経営資源不足を補うために協同組合のような互助組織を形成し、情報交換や技術向上を図っています。このような集まりでは社長さんに限らず幹部にあたる人も参加することがありますから、なんどか顔を会わせていくうちに、A社の社長がB社の幹部に仕事の経験談や考えなどを熱心に伝えている場面に何度も出くわしたことがあります。もしかしたらB社の幹部にしてみればB社の社長よりA社の社長の方から指導してもらっていることが多いかもしれません。

(中小企業の)仕事って、意外と縦の関係だけではなく斜めの関わり方で情報・技術・振舞などの伝承がされていくのかもしれませんね。また、そした機会があるのなら積極的に活用した方が選択の幅も増えます。選択の幅が増えるということは、自分で覚えなければならない範囲もより広角から、となります。広角であること、そのこと自体がおのずと幅広い分野から知識や知恵を吸収することにつながっていきます。結果、同じ時間をかけた場合で比較すると、直属からのみの習得より、より濃密な習得を手にするとができるのでは、と思います。

長い間の習得でその分野の専門家と目されるのもひとつの選択であり立派な仕事。他方、当たり前のことを言わない専門家の話は理解するまで時間がかかります。今までの経験が通用しなくなっている時代、例えば先週末の台風12号の進路のように「これまでとは全く違う」こと起きるのであれば、これまでとはなぜ違うのか?をより分かりやすく説明できる力をつけておく必要があります。比喩などを駆使して一般の方にわかっていただけるためには専門以外の事も知っておく・理解しておくことが大切です。

今度の水曜日からは、はや8月。今週もよろしくお願いします。


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by AKIO_TAKE | 2018-07-30 10:07 | work