食品リサイクルプラントの視察

今年8月にJFEグループJR東日本グループの協業事業として稼働をはじめた、食品リサイクル&バイオガス発電事業のプラントを視察してきました。
事業概要はこちらをクリック → (株)Jバイオフードリサイクル 

事業概要は、JR駅ビルの飲食店から発生する生ごみや産業廃棄物20品目の一つである動植物性残渣(※ 食料品・医薬品・香料を製造する業種において原料として使用した動物または植物に係る固形状の不要物のこと)をメタン発酵によりバイオガスを発生させて再生可能なエネルギーとして発電し、電力供給サービスを展開するものです。
バイオガスとは、嫌気環境(酸素の無い状態)で微生物の力(メタン発酵)を使ってえさ(生ごみ、動植物性残渣)を分解させ、発生するガスのことです。

メタン発酵による再資源化の成功のカギは、水分や塩分等の含有量、成分の安定性や均一性、荷姿等によって決まります。従って、視察したプラントもメタン発酵という再資源化方法の特性に合わせて、分別作業(例えば、コンビニ弁当)が難しい個別包装された不要品を分別・破砕する装置や不適物除去装置を導入し、再資源化を可能にしていますが、まだ稼働したばかりなので水分配合や成分の安定はこれからの処理の状況を確認しながらという状況です。ただ廃棄物処理及び再資源化プラントは実際にごみを受け入れてみないとわからない、というところもあるので当面は試験的な要素を残しながらの稼働になるかと思います。

ごみとして焼却されるはずのものをバイオガスとして利用することで、ごみの焼却量を減らせる・発生したバイオガスを発電しエネルギーを得られる等、環境に配慮するプラントである一方、設備としては焼却とメタンガス化施設の両方を建設する必要がある・成分を安定化させるために原料となる生ごみや動植物性残渣の分別排出・収集方法に慎重な検討が求められるなど一長一短ですが、食品リサイクル事業を展開する上では他の再資源化方法(飼料化・肥料化等」でも同様のことが言えます。
けれど、排出事業者によっては排出する生ごみや動植物性残渣の特性に合わせた再資源化方法が増えていくので良い事だと思います。個人的には発電事業にとても関心があります。

(※)
・動物性残渣
魚・獣の皮、内臓などのあら、ボイルかす、缶詰・瓶詰不良品、乳製品精錬残渣、卵から、貝がら、羽毛等。
・植物性残渣
ソースかす、しょうゆかす、酒かす、ビールかす、あめかす、糊かす、でんぷんかす、茶かす、米・麦粉、大豆かす、果実の皮・種子、野菜屑、油かす等。

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by AKIO_TAKE | 2018-09-27 23:57 | 3R