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捨てればごみ、使えば(分ければ)資源。

懐かしく思いつつ、現役バリバリでもあるタイトルの標語。
今朝の神戸新聞ウェブ版にあった「地下に巨大な"粗大ごみ"残す」のキャプション・・・かつて「未来都市の象徴」とされ、兵庫県芦屋市臨海部の地下輸送管を利用したごみ収集施設「パイプライン」を15年後から順次廃止する、という方針を固めたことを知らせるニュースです。この収集施設は地下に張り巡らせた直径約50㎝のパイプラインに空気を流し時速100キロ近いスピードでごみを貯留する槽から焼却炉にごみを送り込むシステムで、巨大な掃除機をイメージしていただければよいと思います。好きな時にごみが捨てられ、街の景観も損なわないという謳い文句でスタートした事業です。

横浜市でも国のモデル事業として1991年に「廃棄物収集管路回収事業」が決定され、「みなとみらい21地区」ではじまり、2018年3月末で役目を終えました。
横浜でも芦屋でも事業のスタート同時に「分別排出」「分別収集」が始まりつつあり、ある意味、未来都市の象徴でありながら「ごみの分別及び再資源化」とは逆行した施設になるのでは、と要らぬ心配をしたこともありました。
報道では、事業を停止しても稼働しないパイプラインは粗大ごみとして残され、停止後もしばらくはメインテナンスに費用(※)を投じなければならず使わない設備への税金投入やごみ・資源物の収集について市民と協議をはじめ、良い方法を見出したいと市のコメントを紹介しています。
ごみの排出抑制と再資源化促進という時代の流れと老朽化によってその役割を終える施設。変化し続ける「静脈システム」の在り方を考えされられるニュースでした。

(※)2004年度に廃止した東京・多摩ニュータウンは2012度にパイプラインの安全性を調査、2018年度も再度調べていて、廃止してもなお管理に追われていることも紹介しています。




by AKIO_TAKE | 2018-10-24 12:02 | 環境