欠かせない交通手段ならば

今夜のNHK「首都圏情報ネチタドリ!」 あなたの知らぬ間に 都心バスの減便の謎を追え

いま、路線バスでは乗客が多いのに減便するという事態が起きていて、渋谷-新橋間、品川-新宿間などの利用客が多い都営バス路線でも、住宅街では黒字なのに減便され、さらには廃止となるバス路線が起きているのは何故なのか、その理由を探る検証とリポートをしていました。
私も週に3、4回は路線バスのお世話になっていますがバスの運転手という仕事はトイレに行きたくてもガマン、バス内の乗客にも目配りし、乗客の健康状態やトラブルにも気を配り、そして渋滞や道路工事と格闘しながら時間通りに運行する綿密さも要求され、じつに大変な仕事だと思います。

番組では過酷な労働環境や条件の割には低い年収、待遇が改善できず、結果、運転手が足りなくなりやむなく減便となる。バス運転手の平均労働時間は1ヶ月で210時間、全業種平均より30時間も長く、平均年収は448万円で全業種平均に比べて1割低く、入社4年で約半数が退職している、と紹介していました。

過疎地では人口減少に伴う利用客の減少、そして赤字になり減便または路線廃止という事実はそれこそ10年以上前からありました。そして今回のリポートは都心部で黒字でも減便になっていくというものですが、この現象も急に起きているわけではないです。7~8年前から、にわかに運送事業ドライバー(バス、トラック、タクシー)が集まりにくくなっており、運送業界では要対策事項になっていました。荷主さんや路線バスの運賃値上げで待遇改善の財源を確保したいところですが、需要への影響が大きすぎるため、労働環境の改善にはつながりにくいのが実際のところ。解決課題は残されるものの、自動運転の試験走行を数多く実施し、なるべく早く導入することが肝要では・・。

都営、市営、民間のバス会社の減便、廃止は公共交通の崩壊を誘発しかねません。少子高齢化社会において公共交通の利用が少なくなることは人々の動きが抑えら、経済活動にもジワリ影響してくるのではないかと思います。都心部とはいえ、住民にとって生活に欠かせない交通手段ということは社会的にも大きな意義があります。社会的意義という側面から捉えれば、バス運営会社だけの問題ではなく住民、地域、私たちも一緒に取り組む必要があると思いました。


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by AKIO_TAKE | 2018-11-30 22:34 | look/gaze