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モノの素材と流れ

環境の分野では、もっぱらプラスチック製品による海洋汚染の問題に関心が寄せられている中、キットカットの外袋がプラスチックから紙を主成分としたパッケージに変更されるなど、これから容器又は包装資材に注目が集まっていきそうですね。環境汚染の防止観点から良い取り組みですが、変更されていく包装資材がリサイクルに適した素材ばかりかどうかは気になるところ。

横浜市の家庭ごみから排出される紙は、新聞・雑誌・ダンボール・紙パック・その他の、5種類に分けて出してください、となっています。
新聞は新聞用紙をつくる工場に、ダンボールはダンボール板紙をつくる工場に、紙パックはトイレットペーパーやティッシュペーパーをつくる工場に、同じ「紙」でも、つくられる紙・利用用途によって生産する工場が違うので、つまり、持ち込む先が違うので分けてくださいとなっています。「なぜ分別するの?」の最大理由はここです。

遠い将来は生産技術も変わっていくのだと思いますが、まだしばらくは現行の分別でリサイクルが進められていくと思います。横浜市分別ではキットカットの外袋は「その他の紙」に分類し、ボール紙(厚紙)がつくられ、お菓子の箱や絵本に生まれ変わります。

これから紙を主成分とした包装資材が多くなり、リサイクル率があがり、環境汚染が軽減されることは良い方向ですが、「紙と樹脂」「紙と石」など、紙が主成分ではあるけれど、包装としての役割(内容物の保護・情報伝達・輸送効率を高め、取り扱う人にも優しい)を担保するために、今もなお進化する生産技術の中で紙以外の成分が開発され、混合されることもあるのではないかと思います。

分別とは、ごみとして排出されたものを素材ごとに集めなおし、新たな製品を生産する原材料の一部として使える状態にすることです。したがって現在はなるべく単一素材の状態にもどしていくことが求められています。先述のように今はまだ見ぬ生産技術や再生技術を想像しながら、素材の変更はリサイクルやごみ処理にも影響を与えるので、いつも以上に「ものづくり」に注視する意識をHighにしなければ!

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by AKIO_TAKE | 2019-08-19 21:30 | 環境