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day after day & 武松昭男のphoto日記

地球は努力しているのに

今朝の「羽鳥慎一モーニングショー」で取り上げたオーストラリアの大規模火災。Twiterでは火災発生直後から現地の様子が伝えられていましたが、ようやくテレビでも伝えてくれるようになりました。火災発生から4ケ月が経ち、その焼失面積は日本でいえば首都圏+東北6県の面積に匹敵し、そして多くのほ乳類・爬虫類・動植物たちが犠牲になっている・・・とにかく1日も早く鎮まってほしいです。

日本の自衛隊も現地の消防士さんへの支援物資輸送のために、昨日、飛び立っていきました。自衛隊が大規模火災で海外へ派遣されるのは初めてとのこと、大変なお仕事です。

火災原因は雷や火の不始末が考えられるとのこと。解説の中で火災が広がった一因がユーカリの木である、ということにびっくりしました。オーストラリアの森林の約70%がユーカリの木で、しかも、ユーカリの木は揮発性の油分を多く含み、「ガソリンの木」と称されているとか・・・( コアラのエサと言えばユーカリの葉、が思い浮かびますが、ユーカリの葉は昆虫や野生動物に食べられるのを防ぐため油分が含まれ、消化が悪く一般に動物の餌としては適さない。参考:ウィキペディア )

火災の長期化は①平均気温(1.5°C以上)の上昇 ②降水量減(1961年~90年の60%)が挙げられ、地球温暖化が誘発したと思われる気候変動が原因、と専門家やコメンテーターも発言していました。

近年の地球では、気候変動が原因と思われる異常気象や災害が多数発生しています。地球は、地球のどこかで高温になれば、どこかに雨水をもたらすなど、異常を察知すれば地球自身がプラマイナスゼロにする努力をしていますが、残念ながら人類の行動や活動は地球の努力をあざ笑うかのような振る舞いをしているのではないかと、オーストラリアの森林火災は警告をしているように思います。

人類が文明を発展させることができたのは、地球の気候が安定したから。そして、それは経済活動にも言えること。たしかに、かつては地球全体が凍結する時代もあったわけで、そんな時代では人類が存在し、文明を発達させ経済活動を促進させることは不可能です。

地球温暖化と、なんとなくやんわりとした言葉に日本の地で暮らす私は、どこか他人事になっていないか・・
人類も生きられる地球を守る・・これまでも、これからもできることは一生懸命に。

by AKIO_TAKE | 2020-01-16 23:28 | 環境