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day after day & 武松昭男のphoto日記

興す

6月30日、環境省と内閣府が「気候変動」と「防災」の2つの課題に連携して取り組むための戦略「気候変動×防災の主流化」を打ち出しました。

主流化、という言葉を使っているということは、いままで政府内では非主流だったのか。
政争じゃないんだから、主流・非主流なんて茶化すんじゃないと叱られそうですが、それだけ社会の様々な課題を横断する2つを絡めて施策を打ち出す姿勢は、防災に高い関心を示す者としては嬉しいことです。ただ、「祈・Non 大臣パフォーマンス」、内心はこんな願いも同居しておりますが。

自然災害の発生間隔は短く、強大化し、そして、その自然災害を誘発しているとされる気候変動。どのような気候状況が適切なのかわかりませんが、自然災害を誘発する要件の一つに気候変動があるのならば、直ちに自然災害を止める、或いは、減らすことはできません。


感染症という災いですが、まさに今、未知の新型コロナウィルスに翻弄され、人類はいままでの常識や事業形態、考え方を大きく修正させられるまでに至っています。自然災害も同様です。広範囲に及ぶ水害、突然襲ってくる大地震・火山噴火、そして、これらの災害に付随して発生する災害。


毎年、被害を伴う自然災害に遭遇すると想定して事業設計を施し、災害後の色々な「興す」ができるようにしておかなければならないので、「気候変動×防災の主流化」戦略から様々な学びを獲得していければと思います。


興す_a0259130_11575091.jpg

写真は、2011年東日本大震災後に節電を呼び掛ける「お知らせ」看板。この時もいろいろなものが機能不全になりました。

by AKIO_TAKE | 2020-07-03 11:54 | 防災