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day after day & 武松昭男のphoto日記

留め置く

東日本大震災の発生から、今日で9年半が経ちました。

復興庁の資料(8月11日現在)によると、未だ避難者約43,000人の方が、
全国47都道府県、940の市町村に分散する生活を余儀なくされています。


今日のニュースでも避難者を支援するNPOなどが、
避難者の大半を占める高齢者が直面する経済的な厳しさや
地域になじめないもどかしさを共有しながら、
避難者と励まし合って過ごしている現状を伝えていました。

復興五輪として開催される予定の祭典まで、あと315日。
着工は遅れたものの、新国立競技場は急ピッチで建設され、
設置事業者は「人と社会、地球にやさしいスタジアム」となったとアピール。

東日本大震災以降も日本の各地で多くの自然災害の被害に遭ってきました。
そうした地域の復旧、復興もままならない状況があります。

この秋も、気候変動に伴う極端な気候となることが懸念されます。
いくつもの自然災害により、未だ多くの方が避難し、不自由な生活を強いられている。

まもなく10年を迎えるにあたり、自身の心に留め置くこととして。


留め置く_a0259130_14241225.jpg

<写真>
関東大震災のがれきを埋め立ててつくられた山下公園の
中央広場にある「水の守護神像」。
横浜の姉妹都市、米国サンディエゴ市から贈られた像です。





by AKIO_TAKE | 2020-09-11 14:28 | 防災