人気ブログランキング | 話題のタグを見る

day after day & 武松昭男のphoto日記

画一的ではなく自分なりの見解に辿り着こう

画一的ではなく自分なりの見解に辿り着こう_a0259130_22242621.jpg


環境の視点からですが、結局のところ、長い年月の間にいろいろな政策を施しても「人類の地球人の使い過ぎや、土地や自然開拓の行き過ぎ」を回避できず、2015年9月に国連のサミットの中で改めて「人類が持続可能」となるよう、国際社会共通の課題目標を策定。

その課題目標が「SDGs」です。最近は日本でもSDGsの認知度があがってきているとされていますが、諸外国と比較するとまだ低調、というところのようです。

SDGsは「人類が持続可能」となるため、目標や指針が掲げられていますが、抽象的なだけに多分に理解しづらい。という訳で、自身の活動においてもSDGsとは距離を保っていました。けれど、抽象的ということは解釈の自由度は大きいわけで、SDGsが2030年までに達成すると掲げている目標は、達成すべき方向の提示であるという今までの捉え方をもって、自身の活動にも関連づけしようと思います。

この本にも書かれていますが、SDGsには「人間」しか出てきません。人類至上主義、は言い過ぎかもしれませんが、ここも私がSDGsと距離を保っていた理由のひとつであり、疑問のところ。なので、私はSDGsについて「人類自身も持続可能となる行動を人類が自身に課す目標」という言い方をしてきました。地球に暮らしているのは人間だけではありません。多様性と言い、持続可能と叫ぶなら、なおさらだと思うので。


丸々一冊、会話形式で書かれているのでリズム感もありますし、現在の日本のSDGs達成可能分析などをしつつ、いま何が問題で、どんな取り組みや考え方・視点が必要なのか、そんなヒントにもあふれる一冊です。



発売日 2020/10/29

単行本 288ページ

ISBN-13 978-4569848259

ISBN-10 4569848257

出版社 PHP研究所





by AKIO_TAKE | 2020-11-14 23:42 | book