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day after day & 武松昭男のphoto日記

清掃の日

今日9月24日は「清掃の日」。1971年(昭和46年)のこの日に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (略:廃棄物処理法)」が施行されたことを記念して制定されました。

お釈迦様に、勉強が嫌いで自分の名前さえも忘れてしまう「周利槃特(しゅり・はんどく)」という弟子がいます。人一倍悟りを求める心は強かったのですが、修行の作法や方法も覚えることができなかった。何年も修行を続けたけれど、彼は自分の才能の無さに絶望し、お釈迦様のもとを去ろうとします。

しかし、お釈迦様の「自らの愚を知る者は真の知恵者である」という言葉を聞いて思いとどまる。そして、お釈迦様は、槃特にほうきを与え、「塵を払わん 垢を除かん(ちりをはらわん あかをのぞかん)という言葉を与え、「掃除」という修行を与えます。

来る日も来る日も熱心に掃除を続ける槃特。
お釈迦様に「どうでしょうか、きれいになったでしょうか?」と尋ねるも、お釈迦様の答えは「だめだ」ばかり・・それでも何年も掃除を続けた。ある時、せっかくきれいにした所を子供たちが汚した。槃特はほうきを振り上げ、「こら、なぜ汚した!」と怒鳴ってしまう。その瞬間、槃特は本当に汚れているところ「心の塵」に気づく。ちりやあかとは、執着の心なのだ、と。以来、汚れが落ちにくいのは人の心と同じだと悟り、ついにお釈迦様の教えを理解することができた。

自分の外側には内側(心)が反映されるので、いつまでも大切にしたい逸話です。そういえば、天才バカボンに登場する「レレレのおじさん」は周利槃特がモデルになったとか。

最後に、
お釈迦様に「掃除の功徳」という5つの教えがあります。
1. 「自身清浄」 自分の心が清らかになること
2. 「他心清浄」 他の人の心を清らかにすること
3. 「諸天歓喜す」 周囲の人の心も物事も整ってくる
4. 「端正の業を植ゆ」 美しい行為の種がまかれること
5. 「命後の後、まさに天上に入ずべけん」 死後、天上に生をうける

さて、まずは机周辺から片づけるとするか あたふたと119.png119.png

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by AKIO_TAKE | 2021-09-24 17:02 | 環境