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day after day & 武松昭男のphoto日記

混ぜればごみ 分ければ資源


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自販機(※)の隣に鎮座するプラスチック製の箱。最近、「自販機横のゴミ箱の投入口がガムテープで塞がれた」「ゴミ箱の周りに飲料容器以外の空容器が捨てられている」「自販機の投入口を、デカいプラスチック容器がふさいじゃっている。なんとかならないか」といった声を聞くことが多くなり、たしかにそんな光景を見かけるようになりました。

ところで、じつはこのプラスチック製の箱は「ゴミ箱」ではなく、正しくは「リサイクルボックス」です。清涼飲料水メーカー等で組織される(一社)全国清涼飲料連合会のガイドラインによると、原則、自販機ごとにリサイクルボックスの設置と自販機管理者を定めることになっていて、散乱防止に努め、適正に処理する責任があるとしています。飲み終わった後の飲料容器の散乱防止と飲料容器のリサイクルを目的としたものです。

自販機メーカーの一つ、コカ・コーラ社のウェブサイトによれば、自販機は1962年に日本で初めて設置され、1970年に缶の飲料容器商品を自販機で販売するようになったそうです。

缶が主流だった時は自販機で買って、その場で飲んでリサイクルボックスに入れる。飲み終えた飲料容器は、飲料メーカーの商品補充の際に回収したり、廃棄物処理業者に収集と選別作業が委託されます。当時も散乱の課題はあり、リサイクルボックス周辺も汚れているところがありました。正直なところ、20年前はどうだったか・・あまり記憶がありません。すみません。

ただ、様相が変わり始めたのは、1990年代の中頃から持ち運びに容易なペットボトルの飲料容器が自販機で取り扱われるようになってから。また、テロ防止の観点から街や駅からゴミ箱が撤去され始め、コンビニ店舗の店先に設置されていたゴミ箱も店内へと移動されたころから。

2000年あたりから、街からゴミ箱がどんどん消えていきました。
結果、街に残ったのは、自販機横のリサイクルボックス。そのリサイクルボックスが「ゴミ箱化」してしまい、冒頭のような光景を日々見かけることになる。

本来の目的が失われてしまったわけですね・・。時代がそうさせたのか、私たちの意識が不十分なのか、よくわかりませんけど。
いまでも、リサイクルボックスだよ!!と主張するステッカーが貼られているので、意識してみていただけたらと思います。(全部のリサイクルボックスではありません)


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もはや、焼け石に水とも言えなくはない状況ですが、家庭から排出される缶・びん・ペットボトルは資源として、そして、分別して回収するよう法律で決められていることでも明らかなように、まかり間違っても「ごみ」ではありません。大切な資源であり、それを循環させるためにリサイクルボックスを設置しているのです。飲み残し、タピオカ等のプラ容器、弁当の空箱、たばこの吸い殻は完全な異物です。リサイクルボックスに異物はNO!!

「混ぜればごみ 分ければ資源」を意識すること。難しいことはなにもありません。カンタンなことです。海洋プラゴミ問題を改善することも、もちろん重要なことです。でも、日常において、ひとりひとりが「混ぜればごみ 分ければ資源」を実践することも、めちゃくちゃ重要です。これができずに、不用意に、街にゴミを流失させていては当惑するばかり。この辺りは、堂々巡りな議論になりがちですが、私は「混ぜればごみ 分ければ資源」を心がけ、実践することがもっとも大切だと考えています。

(※)ここでは清涼飲料の自販機を指しています

by AKIO_TAKE | 2021-11-08 21:54 | 3R