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day after day & 武松昭男のphoto日記

10万年の安全 3

4/17 神奈川新聞朝刊で、原発の廃炉後に放射性廃棄物となる大型の機器について、海外処理できるよう制度の見直しを検討していることを報じていました。昨年8月にも、日本国内では2020年代半ば頃から24基の原発の廃炉作業が本格化することから、2022年度に輸出を管理する外為法の運用通達を見直すと、経産省方針が日経に掲載されていました。4/17の報道は、外為法の通達では放射性廃棄物の輸出を原則禁止していますが、経産省は相手国で再利用されることを条件として指定する放射性廃棄物の輸出を例外的に認める検討作業が進んでいることを知らせる内容です。

翌日(4/18)の日経朝刊・・「2030年代にはトラックで輸送できる超小型原子炉を三菱重工が商用化」という記事がありました。ウラン濃縮率の高い燃料を使うことで燃料交換しないで25年前後運転し、なくなれば原子炉ごと回収する仕組みでメンテナンスの軽減を図る。またこれまでの原子炉に比べ、人の生活圏内の近くで稼働するため、地下埋設タイプとしてテロや災害のリスクも抑えるとしています。

日経朝刊の記事を読んでいて、映画「東京原発(2004年)」を思い出しました。役所広司演じる、天馬東京都知事が突然「東京に原発を誘致する」という発言からはじまる映画です。国から補助金をもらい財政危機を乗り切るためには原発を東京に誘致する。シリアスな話題をコメディータッチで伝えているので、原発にまつわる様々なキーワードがスッと頭に入ってきます。

新聞報道は人の生活圏内の近くで原子炉が稼働することを予告しているものです。映画の中では20年前に経産省が小型原子炉の開発プランがあった、というセリフがあり、でもそれは20年前だったからで今は技術の発展でトラックで原子炉をはこべる技術が確立されたことを、新聞が教えてくれています。そう遠くない日に、新たな原子炉の設置について問われる日がきます。「傍観は賛成しているのと同じだ」・・天馬知事のセリフです。問われる日に、私はどのような答えを自分にぶつけるのか。

※東京原発・・Amazon Primeで視聴できます

※10万年の安全 2 (2021年11月9日 投稿)

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by AKIO_TAKE | 2022-04-18 23:50 | look/gaze