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day after day & 武松昭男のphoto日記

限りある資源

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人類の生活を支えるための資源は、地球(自然)の再生能力で生み出されています。ただ、生み出される資源量には限りがあります。本来なら地球(自然)が生み出してくれた1年分の資源を365日かけて大切につかうのがザ・ベストなのですが、残念ながら人類の資源消費力は凄まじく、2022年は7月28日に1年分の資源を使い果たしてしまったようです。

1970年から毎年、人類の資源消費量をチェックし、将来世代に負の遺産を少しでも減らすため、国際環境シンクタンク「グローバル・フットプリント・ネットワーク」が資源の使い過ぎを算定、数値化し公表しており、資源を使い果たしてしまった日を「アース・オーバーシュートディ」と言います。オーバーシュートは行き過ぎ、使い過ぎという意味です。2022年は7ケ月足らずで使い果たしてしまったので、2022年7月29日~12月31日分は2023年から前借りして、経済を回し、生活をしていくことになります。もう8月ですから、すでに借入生活に入っているという事になりますね。

この使い過ぎを解消するため、各職種分野の技術革新、各国の法整備立案・施行、市民社会の積極的な取り組み、商業分野におけるサービス技術の発展など、資源の再生の支援と適切な資源利用策の機会が生まれています。しかし、指標を公開し始めた1971年から今日までの約50年間、毎年次年度から借用する資源量の累積が地球環境の激変に繋がっているとするなら、相当な努力をしないとSDGsどころではなくなってしまうのでないかと警告する学者さんもいます。

「グローバル・フットプリント・ネットワーク」の公式サイト「可能性の力」というページに、使い過ぎを解消するための解決策が紹介され、その取り組みには以下のようなものがあります。( (  )内はアース・オーバーシュートディの改善効果 )

再生可能エネルギーの拡大 低炭素源から75%の電力生成(26日)
世界の食糧廃棄を半分に削減(13日)
カーシェアリングの普及(3日)
家庭の照明のLEDへの移行(1.8日)

取り組み表記がラフなので一概には判断しませんが「改善効果、少なくないか?」という印象です。それだけガンバレ!必死になれ! なのでしょう。
様々な改善策が生まれてきているとは言え、すでに地球1個に対して人類は地球1.7個分の生活をしている。将来のために残しておくべき資源に手をつけており、知らず知らずのうちに未来を侵食している現実。

ちなみに国別の使い過ぎを見ると2022年の日本のアース・オーバーシュートディは5月6日と公表されていて、地球全体の7月28日より2ケ月以上も早く、資源を使い果たしていることになります。日本のライフスタイルは全くもってサステナブルではないという事になっちゃいますね・・

資源消費量を変えられるのは他の誰でもない私自身。なにをするにも若い世代の未来へとつながるわけですし、地球は1個しかないので限りある資源を有効活用しなければと思います。

by AKIO_TAKE | 2022-08-01 15:24 | 環境