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day after day & 武松昭男のphoto日記

日本の高度成長期におきた公害問題を学ぶ


Amazon Primeで映画「MINAMATA https://longride.jp/minamata/ 」を鑑賞。

異変は1950年(昭和25年)頃から見られ、ネコが狂死することから猫踊り病とも呼ばれた日本の公害のひとつ、「水俣病」の存在を世界に知らしめた写真集「MINAMATA」を題材にした作品。

水俣病とは、化学工場から海や河川に排出されたメチル水銀化合物を、魚、エビ、カニ、貝などの魚介類が直接エラや消化管から吸収して、あるいは食物連鎖を通じて体内に高濃度に蓄積し、これを日常的にたくさん食べた住民の間に発生した中毒性の神経疾患のことです(環境省 水俣情報センターより抜粋)。

史実に脚色を少し加えたフィクション映画ですが、本にしろ、映画にしても描かれたものを通して知り、自分で色々と調べ、そして学ぶ。その繰り返しを行うことで2度と繰り返してはならない思いが心に定着し、普段の生活が深刻な公害に結び付かないようになる。イマドキ公害なんて、という冷笑もあります。日本も公害を経験し、そこからさまざまな技術革新や法整備によってを公害を起こしにくい社会になっていることは、その通りだと思います。

ただ、現実はいまだ化学物質を含む大量のごみの処理やリサイクルに苦慮しているのも事実です。また再び、人の健康、生活環境に重大な被害が生じることが無いと断言はできない状況に変わりはないと思います。

社会の仕組みを変えていくには多くの年月を要します。個人で出来ることは限られている・・それでも、ごみは正しく捨て、再生できるものは丁寧に分別をする。そして、時に甘くなりそうな自分の行いを軌道修正するため、「MINAMATA」のような作品を観て、自分なりの工夫を施していくしかない。作品のエンドロールでは世界の公害の一部が流れます。廃棄物処理に携わっている方は、一見に値する作品だと思います。

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写真は環境汚染のイメージとして・・水俣病に関連する工場ではありません。

by AKIO_TAKE | 2023-08-25 22:22 | movie