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day after day & 武松昭男のphoto日記

ひとりの人間の希望のためなら


2003年公開 アメリカ映画「僕のラジオ」→ 予告動画

知的障害をもつ黒人青年とサウスカロライナ州にあるハイスクールの教師との交流を描いた作品。時代設定は1976年。教師はフットボール部のコーチも務めていて、ハイスクールのグランドの傍らで見かける青年に声をかけ、練習に参加させたり、ハイスクールの授業にも出席させていく。そうした交流を積み重ね、出会ったころはまったくの無口だった青年も徐々に心を開きはじめ、ハイスクールの人気者になっていく。一方で、知的の障害を抱える人をハイスクールに入れることは危険が非常に大きい、とする大人たちもいる。

日本社会でいえば「福祉」というカテゴリーに入る作品でしょうか。障害、貧困、病気などは「福祉の問題」として捉えられるし、私が作品に描かれている教師だったら、「福祉分野の人に聞く」という意識が真っ先に働くかもしれません。しかし、この作品は福祉の問題ではなく「あなたは何もしないのか?」と、私個人に向けて問いかけてくるものでした。その問いかけに気づいたのは冒頭のあらすじ以外のシーンですが。

漠然とした福祉というフィールドに逃げ込むのではなく、個人として「何もしないのか」を問う。

多くの皆さんのご支援を頂きながら、中高生の力づけの場となるように「中高生のための かんきょう「組写」フォトコンテスト」はじめ、いくつか活動を続けていますが、もっと私ができることを増やしていきたいと励まされる映画でした。


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by AKIO_TAKE | 2023-10-22 22:10 | movie