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day after day & 武松昭男のphoto日記

古布の選別工場に行ってきました!


今日はデザイン専門学校のみなさんと、家庭などから排出された古着や古布を280種類!!に仕分けしている工場に行ってきました。
これまで色々な分野の方をこの工場にご案内してきましたが、戦後のファッション業界に勢いをもたらしたナイロン繊維を発端にごみ問題が起きたことや、コロナ禍によるアパレル業の売り上げ低迷がリユース・リサイクルにも影響していることなどが改めて学びになったなど、デザイン学校ならではの感想を頂きました。古着・古布のリユース・リサイクルを巡って、異なる視点からの感想をお聞かせいただくことは私自身にとっても大切なことで、とても勉強になります。新しい視点や見方を獲得できる機会になっています。

さて、古着、古布のリユース・リサイクルするために選別している工場なのですが、それにして280種類とは細かい選別です。古着、古布は他の廃棄物とは違い、機械による選別ができないので、すべて手作業で仕分けしています。Gパン、ワンピース、靴下、下着、二ット、化繊もの、天然繊維衣料<、ズボンetc・・・これらを瞬間的な手触りで仕分けていく。まさに職人です!!

なぜ、これだけ細かい選別をするのか。それは「ちゃんと使えるように」、その一点ではないでしょうか。コロナ禍のとき、アフリカで海外から輸入された古着が捨てられてしまい、国際問題になりかねないという報道がありました。なぜ、捨てられてしまったのか・・それは、ちゃんと仕分け、選別がされていなかったので、すぐにリユースできる状態ではなかったということが挙げられます。ごちゃごちゃに混ざったものを渡され、好きなものをとって使ってといわれたら、要らないモノは捨ててしまおうと考えても不思議ではありません。

リユース・リサイクルはの第一歩は、まずきちんと仕分け、選別がされていることが何より大切です。商品として受け取ってもらえるようにすること、そして、すぐに利用できること。そこまで仕上げるのが選別工場の使命です。

工場に運び込まれた古着、古布は選別作業後、50%が中古衣料に、20%がウェス(工場用の雑巾)に、30%が反毛(フェルトに加工し、自動車の吸音材や軍手の原料として使われる)に、リユース・リサイクルされています。

百聞は一見に如かずです。現場でどのような作業が、どのような理由で行われているのか。ぜひご覧いただきたいと思います。
関心ある方はぜひお声がけください。視察スケジュールのご相談を承ります!!


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by AKIO_TAKE | 2023-11-30 22:09 | かんきょうデザインプロジェクト