2025年 10月 05日
地域の方と一緒に防災訓練
今年は「災害用ハマッコトイレ」の送水訓練、仮設トイレの組み立てと使い方に加え、避難所開設準備の訓練を行いました。一昨年、昨年は小学校の3階にあるプールから仮設トイレ用下水道管に給水をしましたが、今年は学校の外壁面に取り付けられている採水口から、消防ホース6本をつないで給水しました。
参考 採水口について 投稿 https://tpdws2.exblog.jp/244609507/
地域の方たちだけで、避難所を開設してハマッコトイレを使えるように設営するには、やはり、3階のプールから給水するより、学校の外壁の採水口に消防ホースをつなげて給水する方が現実的だと思います。地域防災拠点の訓練の目的は、拠点に備えてある機材を地域の方が使うことができるようにすることです。そうしたことから、訓練も消防団員は火災現場や地域で救護活動を行っているので拠点には居ない・来ないことを想定して行います。故に、地域防災拠点訓練も消防団員はなるべく手を出さず、訓練者の安全管理や機材の使い方のアドバイスが主な役割となります。
拠点によっては中学生、高校生が参加しているところもありますが、現実は高齢のみなさんに頼っているのも、また事実。自然災害は、恐怖、不安、喪失感を引き起こします。精神的にも大きな負担がかかる中での避難所設置という状況を想定すれば、機材の運搬や取り扱い方が容易であることに越したことはありません。
この訓練は年に一度ですから、実際に避難所としての機能を100%発揮できるかは未知数ですが、それでも、訓練の積み重ねの成果は確実に出ています。トイレの組み立ても早くなっていますし、機材に触ることをこちらから促す回数も減ってきています。
今年は避難所開設準備の訓練も追加しましたが、正直なところ、ちょっと時間的に無理があったかなと思います。違う見方をすれば、行政側も含めて事前の準備不足があったことは否めなかったと感じています。備蓄倉庫にどんなものが入っているか、現物に触れてもらえればよかったのですが説明に留まったこと、また、避難所開設時の受付方法も、より実践的にできるようになればと、そんな反省点を整理しつつ、拠点訓練の小学校から自宅までの約2.4㎞を徒歩で戻ってきました。
参考 2024年10月6日 投稿 https://tpdws2.exblog.jp/243205425/
by AKIO_TAKE
| 2025-10-05 18:41
| 防災






