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day after day & 武松昭男のphoto日記

やはり、ごみは生きモノ。


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私たちは新しいものをつくりあげるのと同時に、新しいごみ概念もつくりあげている。社会の物事がどんどん変わっていくように、ごみも新しい素材や複合素材の製品が生まれ、消費されるたびに、それはいつか不要なもの「ごみ」となって適正に処分しなければならない。イノベーション(革新、新たな価値をつくる)は、なにもモノのはじまりだけではなく、モノの終わりにも存在するということ。

消費しつくした後に、そのモノに対して「判断」を迫られる。燃やすのか、分別してリサイクルに回すのか、誰かにあげるのか、ワークショップで使ってみるのか・・・その判断次第で、ごみが増えたり減ったり、街の環境衛生が保たれたり、グズグスになったり。毎日、瞬時に判断する。だから、適切な分別方法や捨て方を覚えることが欠かせない。ただ、一度覚えたものは永久ではなく、イノベーションが起きれば学び直す必要がある。

ごみを生活文化として捉え、時代によって、ごみはどう揺らいできたのか。知的冒険の一冊、そして、やっぱり、ごみは生きモノだと思う。

出版社 ‏ : ‎ 青弓社
発売日 ‏ : ‎ 2025/5/1
単行本 ‏ : ‎ 324ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4787235567
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4787235565

by AKIO_TAKE | 2025-10-06 22:15 | book