ごみの推計量と国有地売却問題

自民党の総裁選を終えた、林芳正官房長官が10月6日の記者会見で、「森友学園」への国有地売却問題について触れていました。確か2016年春頃に報道されたと記憶していますが、売却する国有地に1万9500トンのごみが埋まっており、このごみを撤去するのに8億２千万円かかると試算され、土地評価額約９億5千万円から、撤去費などを差し引いた1億3千万円で売却したという件についてです。改めて、今月、大阪航空局が敷地に埋まるごみ量の再推計を行い、公表した結果を受けて、当時見積もり量の1万9500トンではなく、5004トンだったとして「埋設物量が当時の見積もりと大きく異なることに対する批判は真摯に受け止めたい」と述べていました。

2017年に大幅に国有地が値引きされたことが公となり、これまでの間、痛ましい事件も起きています。自ら、「適正だ」と主張し続けていた政府の立場が揺らぐ記者会見。備忘録として綴っておきたい思います。

写真はイメージとして　作者:AC写真 zens